いのちを選ばないで やまゆり園事件が問う優生思想と人権

藤井克徳

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784272360925
ISBN 10 : 4272360922
フォーマット
出版社
発行年月
2019年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
208p;21

内容詳細

事件の衝撃から3年―“いのち”を選別する犯行の論理を、私たちの社会は否定できたのか。当事者・関係者・専門家の共働により日本社会に根ざす差別と「生産性」思考を克服する道を描く。

目次 : 序章 津久井やまゆり園事件―その本質と背景/ 第1章 私たちのやまゆり園事件―考え、語り続けること(事件の振り返り、そして未来へ/ 家族から見た津久井やまゆり園での暮らし/ 社会福祉・公務労働者、住民として見た事件/ 私たちの津久井やまゆり園2019―現場からのレポート「再生と共生」/ 行政の受けとめ方とその後―長くて短い3年/ 神奈川県検証委員会による検証とその後―事件が問いかけるもの/ 障害の重い人の暮らしのありかたと支援の本質/ やまゆり園事件とメディア―ジャーナリストの立場から/ 「魂の嘔吐感」とどう向き合うか―植松聖被告と面会して)/ 第2章 事件の背景と要因―日本の社会保障・社会福祉と人権保障の貧困(優生思想の現代―やまゆり園事件と強制不妊・出生前診断/ 精神科医よ、診察室の外にも目を向けよ/ 社会福祉施設における労働・生活権保障の現状と課題/ 障がいのある人と家族の人権保障の現状と課題/ 国と地方自治体は障害のある人のいのちと暮らしを守れるか/ 人権主体性と津久井やまゆり園事件―憲法の視点から)/ 第3章 事件を受けとめ、どのような社会をめざすのか(障害者政策の歴史と現状からみたやまゆり園事件―事件の特異性と普遍性/ 人権をかかげよう―人間として生きる)/ 第4章 座談会・やまゆり園事件を生んだ現代社会と、めざすべき社会

【著者紹介】
藤井克徳 : NPO法人日本障害者協議会(JD)代表、きょうされん専務理事

池上洋通 : NPO法人多摩住民自治研究所理事、日野市障害者関係団体連絡協議会監査

石川満 : NPO法人多摩住民自治研究所理事、元日本福祉大学教授

井上英夫 : 金沢大学名誉教授、日本高齢期運動サポートセンター理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ゆう。 さん

    やまゆり園事件が問うているものは何か。優生思想がなぜ存在するのか。生産性だけが、人間をはかる物差しとなりつつあるなか、個人の尊厳を尊重する憲法の考え方は後継に退いているようにみえる。だからこそ、人々の生にしっかりと向き合いたい。

  • くらーく さん

    ん−、正論。現在だから言える事だよねえ。人類と言うか、日本人は学んだし、まだ、学んで良くなっている。。。と思うよ。もっと、良くなるとイイね。

  • しゅー さん

    優生思想はなぜ存在するのか、関係者から見た園はどうだったか。 関係者それぞれが自分の思いを載せた本。 園の実情もまた、人手不足から来る職員体勢の不足等色々あるんだよなぁ。 利用者さんが楽しく暮らすには職員が足りなさすぎる。

  • かーんたや さん

    北欧を理想化してもしょうがないよ。実際本当に全部タダだと思ってるフリーライダーだらけだし

  • good Blue さん

    難しいな? どうしても行政は、もっとやった感があるパフォーマンスが好きだからこの手は役所も政治家もあまり手出ししない。 金のかかる割には経済効果が薄いからだろう!

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