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金融リスク管理を変えた10大事件

藤井健司

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784322123463
ISBN 10 : 4322123465
Format
Books
Release Date
July/2013
Japan

Content Description

金融リスク管理は、さまざまな経験に対する不断の改善の賜物。すべてを目撃してきた実務家が、その歴史と教訓を紐解く。

目次 : 序章「10大事件」と本書の構成/ 第1章 ブラックマンデー―1987年/ 第2章 G30レポートとVaR革命―1993年/ 第3章 FRBショックとデリバティブ損失―1994年/ 第4章 ベアリングズ銀行と不正トレーダー―1995年/ 第5章 ヘッジファンドLTCM破綻―1998年/ 第6章 バーゼル2とオペレーショナルリスク―2001〜2007年/ 第7章 NY同時多発テロとBCP―2001年/ 第8章 サブプライムローン問題と証券化商品―2007年/ 第9章 リーマンショックと金融危機からバーゼル3へ―2008年〜/ 第10章 アルゴリズム取引と「フラッシュ・クラッシュ」―2010年

【著者紹介】
藤井健司 : 東京大学経済学部卒。ペンジルヴェニア大学ウォートンスクール経営学修士課程修了。1981年日本長期信用銀行入行、同池袋支店、営業第二部、長銀インターナショナル(英国)出向、等で勤務。1998年三和銀行入行、三和証券リスク管理部長、2004年UFJホールディングスリスク統括部長兼UFJ銀行総合リスク管理部長。2006年三菱UFJフィナンシャル・グループ、リスク統括部バーゼル2推進室長。2007年あおぞら銀行入行、専務執行役員チーフ・マーケット・リスク・オフィサー。2008年みずほ証券入社、リスク統括部長。2011年同執行会役員グローバルリスクマネジメントヘッド。東京リスクマネジャー懇談会共同代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO

    どちらかというと海外の大きな金融事件、ブラックマンデーからリーマンショックまでを含めた10の事件の内容について詳しく分析しています。インターナショナルな金融業務やリスク管理について興味のある方にはかなり参考になると感じました。

  • リョウ

    ブラックマンデーからフラッシュクラッシュまで、金融リスクの再考を迫ることとなった10の事件の概要と、そこから導き出されたリスク管理を解説する。一つの事象に対処しても、技術の進歩や環境の変化によって次々に新しい問題が噴出する。金融というのはその繰り返しではないかと思える。

  • とりもり

    読みやすくコンパクトにまとまっている。但し、「金融リスク」と言ってもほとんどの言及は「市場リスク」についてであり、「信用リスク」についての言及はほとんどない。そこが分からないと、自己資本規制における重み付けの議論が理解できないのでは?(現に、バーゼルに関する言及の中でも、自己資本規制についてはサラッとしか書かれていない) また、オペレーショナルリスクについてももう少し言及して欲しかったところ。とは言え、金融リスク規制強化の流れをバクっと把握するには良い一冊かと。★★★★☆

  • プレミアムモルツ

    金融リスク管理と規制の動向を分かりやすく解説。読み物としても面白い。金融業界関係者、必読の書だ。

  • koji

    金融業界に30年以上身を置いている者としては、どの事件も忘れられないものばかりです。「はじめに」で書かれた「LTCMを知らない若者が17人中16人いたとの話」は、私には衝撃でした。「20世紀も遠くになりにけり」ですかね。LTCMは、ロバート・マートン、マイロン・ショールズというノーベル経済学賞受賞者がパートナーとして参加したヘッジファンドで「リスク・アグリゲーター」というリスクモデルで一世を風靡しましたが、結末はあっけないものでした。本書は金融に携わり始めた人向けに丁寧に分かり易く書かれておりお勧めします

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