蔡駿

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忘却の河 下 竹書房文庫

蔡駿

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Product Details

Genre
：
Literature
ISBN/Catalogue Number
：
ISBN 13 : 9784801928091
ISBN 10 : 4801928099
Format
：
Books
Publisher
：
竹書房
Release Date
：
June/2023
Release Country
：
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
高野優, 坂田雪子, 小野和香子, 吉野さやか ,  

Content Description

司望は突出した才能を示していた。天才と言ってもいいほどだが、非常に謎めいた少年だ。自分は申明の生まれ変わりだと語るが、当然そんなことをまともに受け取る者はいない。しかし、生まれる前に起きた申明殺人事件に異常な関心を持っているのはなぜなのか。漢詩などの好みが申明と同じなのはなぜなのか。２０１１年に至っても１９９６年に起きた殺人事件の真相はわからないままだ。警察は動き続けているが、捜査は難航していた。事件の関係者が次々と死んでいるのも捜査を混乱させていたのだ。まるで申明が復讐しているかのようだった。１９９５年６月１９日、名門高校の教師申明を殺したのはだれだったのか。輪廻の輪が閉じるとき、すべての謎は明らかとなる。

【著者紹介】
蔡駿 : １９７８年上海市生まれ。２２歳から小説を発表。中国のサスペンス小説の第一人者であり、全作品の累計発行部数は１，５００万部におよぶ。作風は古典的な怪談のような作品からミステリ色の強いものまでと豊富で、いずれも残虐さで恐怖をあおるのではなく、心理的に恐怖を醸成し、独特の美学に貫かれている。“中国のスティーヴン・キング”と呼ばれ、本人もキングを愛読していることを明言している。多くの作品が英語、ロシア語、韓国語、タイ語、ベトナム語などに翻訳され、映像化作品も多数ある

高野優 : フランス語翻訳家。早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。高野優フランス語翻訳教室主宰

坂田雪子 : フランス語翻訳家。神戸市外国語大学中国学科卒業

小野和香子 : フランス語翻訳家。聖心女子大学英文学科卒業

吉野さやか : フランス語翻訳家。明の星女子短期大学仏語科卒業（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

（「BOOK」データベースより）

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • オーウェン

    読了日：2023/09/04

    司望は成長を続けていくが、いまだに事件は混迷の中。 犯人候補は絞られていくが、それは別の事件に関わっていた人物だったりと、混乱の度合いは広がっていく。 上巻もそうだったが、下巻も含めてやたら日本文化のことが言及されている。 名探偵コナンや山口百恵に宇多田ヒカルなど。 そしてダヴィンチ・コードのような海外文学まで。 犯人は予測通りと思ったが、意外な方向から最後の真相が。 結局は申明と小枝の報われない恋がせつない幕切れ。

  • ばんだねいっぺい

    読了日：2024/03/19

    あぁ、こんな風になるのかと思った。人物造形も素晴らしく、なんだかんだドラマツルギーは、あの人なんじゃないかと思ったり。とにもかくにも忘れがたき一冊となった。忘却の河。良い作品だ。

  • キクチカ いいわけなんぞ、ござんせん

    読了日：2023/12/07

    殺人がいっぱい。自分を殺した犯人を探す司望だが、その周囲でどれほどたくさんの人が死んでいったか。さっくりと自分のしたい事を叶える人や、冷酷な人もいて登場人物は多いけどそれほど迷わなかった。ラストはまさに衝撃。

  • ケイジ

    読了日：2023/08/30

    どのシーンにも登場する司望くん、大活躍でした。ちょっと長く感じましたが思ったより読みやすく楽しめました。

  • BECHA☆

    読了日：2024/02/03

    司望は申明が学生・教師として在籍した南明高校に進学する。そこに教師として小枝が赴任してきた。特級教師として未だ君臨する張鳴松は司望に興味を持つ。前世の記憶を持ったまま生まれ変わっているのはどうやら司望だけではないようだ。全ての謎が解かれ明らかにされた真実は知りたかったものだったのだろうか。息子に執着する路中岳が理解できなかった。

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