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幽霊ホテルからの手紙

蔡駿

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784163916903
ISBN 10 : 4163916903
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

女優から託された木匣を手に幽霊客桟を訪ねた作家―。12通の手紙が物語る狂気と惨劇とは?

【著者紹介】
蔡駿 : 1978年上海市生まれ。22歳で小説の発表を始める。中国のサンペンス小説の第一人者で、その全作品の累計発行部数は1500万部におよぶ。その作風は古風な怪談のような作品からよりミステリー色の強いものまでバリエーションに富み、いずれもスプラッター的に恐怖をあおるものではなく、心理的に恐怖感を醸成し、独特の美学に貫かれている。「中国のスティーヴン・キング」と呼ばれ、本人もキングを愛読していることを公言している。多くの作品が英語、ロシア語、韓国語、タイ語、ベトナム語などに翻訳され、映像化されたものも多数ある

舩山むつみ : 東北大学文学部文学科(フランス文学専攻)卒業、慶應義塾大学法学部政治学科卒業。日経国際ニュースセンター、スイス大使館などを経て、翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • keroppi

    【日本の夏は、やっぱり怪談】〈其の三・和洋折衷〉和でも洋でもなく中国のホラーを読んでみる。著者は「中国のスティーヴン・キング」と称される作家らしく、この作品が日本初上陸のようだ。奇妙な因縁で訪れた「幽霊客桟」というホテルでの不思議な体験。「シャイニング」中国版のよう。誰が生きていて、誰が死んでいるのか。みんな亡霊なのか。中国の歴史や芸能も題材としつつ、美女たちとの関係もロマンティックに描かれる。オチはちょっと物足りなさも感じるが、この独特の世界観は嫌いじゃない。他の作品も読んでみたい。

  • ナミのママ

    警察官・葉䔥のもとに幼馴染で今は作家の周旋が訪れる。周旋はよく知らない女性から怪しげな匣を預かるが女性は死亡。最期の言葉に従い幽霊旅館に匣を持っていく。その旅館たるや黒い海と広い墓地に囲まれた場所に建ち、郵便は届かず電話も通じない。あとは過去と現在が入り乱れ、誰も怪しく、そもそも生きているのか幽霊なのか。幽霊ホテルから葉䔥に送られる一方通行の手紙に綴られる日々の様子。男女のぐちゃぐちゃが面倒くさくて苦手な内容だった。ホラーサスペンスとしては怖さがないかな。でもどんでん返しは面白かった。

  • オーウェン

    警察官の葉䔥に幼馴染で作家の周旋から届く手紙。 それは幽霊ホテルと呼ばれる、旅館に滞在した日々の出来事。 中国のスティーヴン・キングと作者は呼ばれているらしく、明らかに「シャイニング」の影響がある中身。 ホテルの従業員や客の言動。 そして近づき恋愛関係になる水月の存在。 次第に周旋も幻想であったり幽霊を見るなど、意識がおかしくなっていく。 第三部になると、この本の構成が分かるが、ラストにはまたゾワッとさせる。 ホラーではあるが心底怖がらせるような類いではない。 むしろ幻想的な雰囲気を感じる中身だった。

  • あたびー

    不審な木匣を「幽霊客桟」に持って行ってくれと頼まれた作家の周旋。たどり着いてみるとそこは土地の人が忌み嫌う地の果てのような宿だった。手紙形式のホラー小説だが、そのせいで恐怖が薄まってしまっている感がある。出てくる女性はほぼ全て美人であるなど設定が幼稚な部分があり、読み進めるのにも苦労したが、終章に至って驚くような展開を見せた。その展開からして手紙形式である必要があった訳だが、それが恐怖を薄めている結果になっているのは残念である。

  • うまる

    "中国のキング"の異名は伊達じゃない。謎の美女に謎の箱、そして幽霊客桟へ…の序盤から引き込まれました。作家が田舎の宿泊所へ行くというのは、まさにあれのオマージュって感じですが、歴史要素がある所に読み応えを感じました。がっつり怖がらせる系ではなく、美と寂寥感のホラーに、ひと捻り加えた感じ。歌と舞いのある劇は映像映えしそうです。中国のホラーといったら、キョンシーしか思い浮かばなかったので、こんな作家さんがいたことに驚きました。日本版専用にあとがきを書いてくれたサービス精神も嬉しいです。

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