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万年筆よろず相談 メディコ・ペンナ

蓮見恭子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784591171714
ISBN 10 : 459117171X
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「あなたの人生が変わります 万年筆よろず相談」そんな看板を掛ける「メディコ・ペンナ」は、神戸の街の一角にある万年筆のお店である。もしゃもしゃした白髪交じりの頭をした店主は、年齢不詳でぶっきらぼうだが、万年筆の補修を任せたら随一。万年筆の状態から持ち主の悩みや苦しみまで読み解き、静かに答えを導いてくれるのだとか。就職活動がうまくいかず、「メディコ・ペンナ」でアルバイトをすることになった大学生の砂羽は、それぞれの悩みを抱えるお客と触れ合う中で、自分自身の人生の迷いにも向き合いはじめ―。万年筆に詰まった“人の想い”、が心に沁みる、疲れた背中を押してくれる物語。

【著者紹介】
蓮見恭子 : 1965年大阪府堺市生まれ。大阪芸術大学美術学科卒業。2010年、『女騎手』で第30回横溝正史ミステリ大賞の優秀賞を受賞しデビュー。『たこ焼きの岸本』で第8回大阪ほんま本大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ねこ

    少し前に初めて万年筆を買いました。その呟きから、この本を読み友さんから紹介して頂きました。私は左利きで万年筆を使うには少しコツがいるなぁと感じていましたがこの中に答えが有りました、インクは顔料系がお薦めと。購入時に何本も試し書きをしてペン先が硬いタイプを選んでいたので良かったのですが、左利き用の万年筆があるようです。最後に、この中にでてくる偉大な小説家は「物語は頭と紙の間に存在し、その仲介をするのが万年筆なのだ」と言っていました。魔法の万年筆は無いけれど、希望に向かって努力すれは報われる素敵な物語でした。

  • おしゃべりメガネ

    う〜ん、ちょっと帯に煽られた感が否めないかな〜。文房具好き必読の一冊なる煽り文句で、しっかりと手にとりましたが、文房具は文房具でもぶっちゃけ万年筆に限った話の展開でちょっとリズムが狂ってしまいました。しかし万年筆とインクに興味関心のある読者さんなら、間違いなくドンピシャでハマりまくると思われます。読みやすく、サクサク進み、アッという間に読了してしまいますが、出てくる人物たちのキャラにちょっと魅力薄が残念だったかなと。人物より万年筆がある意味、主人公的な扱いだったのはこれはこれで面白い試みかなと感じました。

  • ゆみねこ

    神戸の街角の小さな洋館で営まれる万年筆修理の「メディコ・ペンナ」。年齢不詳、白髪の店主はぶっきらぼうだが万年筆修理の腕は抜群。お客の人生を変えると言うキャッチフレーズに惹かれて店を訪れた就活中の女子大生・砂羽はアルバイトをすることに。店主の万年筆への愛と知識、悩みを抱えるお客との向き合い方、砂羽の成長物語でもあり、お仕事小説としても楽しめた。

  • kou

    「あなたの人生かわります 万年筆よろず相談」のメディコ・ペンナでの物語。万年筆って、こんなに奧が深いのか!と驚いてしまった。自身も1本欲しくなってしまった。こんな素敵な店が近くにあると良いのにな。

  • ばう

    ★★★ 「人生を変えてくれる万年筆」なんて魔法使いじゃあるまいしあるわけないのだ。人生を変えるのはその人自身しかいない。人生を変えたいと願って〈メディコ・ペンナ〉を訪れる様々な人達はそこで何かしらきっかけをもらって自らの人生を切り拓いていきます。就活が上手くいかず焦る砂羽も万年筆屋さんでバイトを始めた事により悩みながらも少しずつ前進していきます。新しい道をようやく見つけた砂羽に店長がかけた言葉は「さあ、自信を持って」。自信を持って前に歩き出せばきっと良い道に出会えるのだ。

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