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東京大学総長襲名後、はじめての映画論集!これは、’90年代を中心に今日までに到る、寸暇を惜しんで映画館に出かけ、映画祭を仕掛け、映画とかかわり、映画を擁護し続けてきた、映画に魂を売り渡した男の、赤裸々なドキュメンタリーである。
目次 : 1 映画日記―1992‐1993(いま、映画は頑ななまでにおし黙っている。そんな映画の沈黙と批評家はどのようにつきあえばよいのか。/ 「すべての映画はアメリカ映画だ」(ゴダール)とは間違ってもいえなくなってしまったハリウッド映画の惨状を前にして、人は、来るべき世紀に向けて、映画への「期待」をどのように組織すればよいのか。 ほか)/ 2 映画行脚―1994‐1998(ムラートワの発見、または甘美なまでの無知/ 侯孝賢『戯夢人生』 ほか)/ 3 イベントとしての映画―1992‐2000(映画で夜もすがら/ 「レンフィルム祭」を企画して ほか)/ 4 そして映画はつづく―1985‐(偉大なる中断の天才は逝った―追悼オーソン・ウェルズ/ 増村保造のために―追悼増村保造 ほか)
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