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ひまわりのおか

葉方丹

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784265006328
ISBN 10 : 4265006329
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2012
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

大きな津波によって74もの大切な命がうばわれてしまった小学校。お母さんたちは、子どもたちが避難しようとめざした場所に、ひまわりを植えはじめた。8人のお母さんたちの、わが子へ宛てた手紙や話をもとにつくられた絵本。

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Hideto-S@仮想書店 月舟書房

    宮城県・石巻市立大川小学校は全員で108人の大きな家族のような学校だったそうです。大きな津波が学校を襲い、74人の子どもたちと10人の先生の命を奪いました。わが子をなくしたお母さんたちはやがて、小学校の近くにひまわりの花を植え始めました。陽射しを浴びて成長していくひまわりに、子どもたちの姿を重ねたのだそうです。初めて花が咲いた時、お母さんたちはひまわりと約束しました。「もう泣かないからね」。それは約束できない約束だったけど……。巻末に添えられたお母さんたちの手紙は、読むのが辛いです。2012年8月初版。

  • たいぱぱ

    津波で、児童74名、先生10名の命が亡くなった宮城県石巻市の大川小学校。「子供がいなくなってしまい、育てられる命を探していたんだと思う」お母さんたちは避難しようとしていた丘の上の花壇に向日葵を植えました。亡くなった子供たちの生きていた頃のお話、そしてお母さんたちの手紙は涙なしでは読めません。夜廻り先生こと水谷修さんの講演会で、亡くなった大川小学校の先生の中に教え子がいたと知りました。彼女は津波に向かい両手を広げて子供たちを最後まで守ろうとしました。大きな犠牲の上に得た教訓、今ある命を考える日だと思います。

  • Smileえっちゃん

    表紙の🌻を見て、もしやと思って手にした図書館本。3月11日、大きな津波が大川小学校の74人の子供達と先生10人をのみ込みんだ。お母さん達は小学校の見えるところにひまわりの種を植えた。やり場のない悲しみを🌻を子供の成長と重ねたのでは…「元気に育つのよ」と思いを込めて。子供達のエピソードに生き生きした笑顔。こんな子供たちがいなくなるなんて…お母さんの悲しみが伝わってきて涙が止まりません。塩で育たないと言われた所・・・愛が通じたのでしょう。夏空に笑顔の花が咲きました。後のお母さんの手紙、涙で読めなかった。

  • ぶんこ

    大川小学校のご遺族の方々が、避難しようとした丘に向日葵の種を蒔きました。そこを訪れた著者が遭遇したお母さんたちの話をお聞きして作った絵本です。一人ひとりの子どもの笑顔、絵を見ているとご遺族の姿が浮かんでしまい涙で曇ってきます。皆キラキラした名前をもらっていて、名前を考えて考えて、心をこめてつけられたのがうかがえます。親の気持ちが伝わってきて辛い。最後に親からの手紙が載せられていました。大事に育てられていたのが痛いほど伝わって、こんなに辛い絵本は初めてでした。

  • seacalf

    3.11のあの日、大川小学校でお子さんを亡くした8人のお母さん達の手紙と共に綴られた絵本。決して暗くない明るい口調で語られるのだが、子供達の優しさに満ちたエピソードや慈しみに満ちたお母さん達の手紙の言葉が紹介されるたびにみるみる目に涙が溢れて読む文字が滲んでしまう。大川小学校にはいつか訪れてみたいと思っているが、季節は夏がいい。大輪の花咲くひまわりの丘に立って、風化させたくない出来事や子供たちや親御さん達のことへ思いを馳せたいと思う。

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