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おとなの始末 集英社新書

落合恵子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087208092
ISBN 10 : 4087208095
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2015
Japan

Content Description

「自分の人生にどう決着をつけていくか」は、人生の終盤を迎えた中高年にとって大きな課題である。定年を見据えたうえでの仕事への向き合い方、避けては通れない家族問題、いつか必ずやらねばならない生活環境の整理、老いていく自分への対応…。いわゆる“終活”にとどまらない、リアリティを持った人生の締めくくり方、始末のつけ方とは何か。自身の死生観や倫理観に対峙しながら、「自分の人生にどうかっこよく幕を引くか」をテーマに新しい生き方を考える。

目次 : 第1章 おとなの始末とはなにか―そのうちきっと、と思っているだけでは、「そのうち」は決してこない。/ 第2章 仕事の始末―仕事は楽しいか。あるいは苦痛でしかないか。楽しいと苦痛の様々なグラーションを往復しているのが、おおかたの現実というものだろう。/ 第3章 人間関係の始末―血縁がすべてか?「家族」と呼ばれる人間関係で、「家庭」と呼ばれる空間で、傷ついているひとはいないか?友人関係においてもまた。/ 第4章 社会の始末―自由に生きたい。平和に生きたい。差別は、したくも、されたくもない。「殺し、殺される」法律など、まっぴらごめん。だからわたしは、声をあげる。/ 第5章 暮らしの始末―暮らし、というこの愛おしくも懐かしくも、けれど、時に、うっとうしいもの。『Good Morning Heartache』でも聴きながら、暮らしと向き合ってみよう。/ 第6章 「わたし」の始末―第一章から第五章まで、なんとか辿りつけたとしても…。最も高いハードルがまだある。

【著者紹介】
落合恵子 : 1945年、栃木県生まれ。作家。子どもの本の専門店「クレヨンハウス」と女性の本の専門店「ミズ・クレヨンハウス」、オーガニックレストラン等を東京と大阪で主宰。「月刊クーヨン」、オーガニックマガジン「月刊いいね」発行人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 団塊シニア

    孤独はとても豊かな時間をもたらしてくれるという作者の孤独に言及した内容には共感できる、そして言葉にたいするこだわり、言葉を大切にしてる姿勢は本書を読むと理解できる、最近のなかで私にとっての良書の一冊である。

  • くろにゃんこ

    落合恵子さんが70歳だなんて(+_+)自身の残された月日がどれくらいかは分からないけど、始末をつけたいあれこれ・・・作家やクレヨンハウス、原発や沖縄問題への働きかけなどものすごくパワフルであり、前向きな姿に何も動いていない自分が恥ずかしくなりました。

  • 呼戯人

    中学生の頃、私は布団の中で彼女の声をレモンちゃんとして聞いていた。そして2015年5月3日横浜臨港パークで、反戦争法案の声を上げる闘士としての声を聞いた。7月28日の日比谷野音でも怒髪天を衝く髪を振り乱して演説する彼女の声を聞いた。今また、この本で5月2日の夜、なにを言うか決まらず憂鬱な夜を過ごしていたことを知った。この本は、「異議あり」を信条として、「小さく弱い側に寄り添う立場」を取る彼女の人生の始末のつけかたを論じている。社会や人間関係や仕事や暮らしの始末のつけ方を彼女らしく繊細に綴っている。

  • 雨巫女。

    《私-図書館》私は、れもんちゃん時代は知らないし、ディスクジョッキーされていた頃は知らない。お母さんの介護されてたり、仕事ぶりをみて、素敵ですね。勉強になります。

  • わんつーろっく

    「自分の人生にどう決着をつけていくか」をテーマに、仕事への向かい方、家族問題、老いていく自分への対応など、自身の死生観、倫理観と対峙しながら、落合氏の変わらぬファイターぶりに感服する。おとなの始末とは、残された年月をカウントすることはできないけれど、存分に「生ききる約束」、自分との約束。

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