基本情報
内容詳細
僕等はツバぜり合いの刀の下で、永久に黙笑し合っている仇敵である―北原白秋主宰の詩誌への寄稿で知り合い、近代詩を牽引する良きライバルとなった朔太郎と犀星。交流を描いたエッセイから互いの詩集に寄せた序文までを集成する。それぞれが語る四半世紀に及ぶ友情。文庫オリジナル。
目次 : 1 さびしき友・室生犀星―萩原朔太郎(室生犀星の印象/ さびしき友 ほか)/ 2 砂丘を登る人・萩原朔太郎―室生犀星(赤倉温泉/ 萩原と私 ほか)/ 3 詩集に寄せて(室生犀星『抒情小曲集』序―萩原朔太郎/ 健康の都市―室生犀星 ほか)/ 4 詩への告別(詩よきみとお別れする―室生犀星/ 詩に告別した室生犀星君へ―萩原朔太郎 ほか)/ 巻末対談 わたしの朔太郎 わたしの犀星(萩原葉子×室生朝子)
【著者紹介】
萩原朔太郎 : 1886年群馬県生まれ。詩人。1913年、北原白秋の雑誌『朱樂』に「みちゆき」ほか五編の詩を発表、作詩活動を始める。この頃、室生犀星の詩に感動して親交を結ぶ。犀星と15年『卓上噴水』、16年『感情』の詩誌を創刊。17年第一詩集『月に吠える』を自費出版。他の著作にアフォリズム集『新しき欲情』、詩集『青猫』『純情小曲集』などがある。1942年没
室生犀星 : 1889年石川県生まれ。詩人、作家。1915年、萩原朔太郎、山村暮鳥らと交わり、『卓上噴水』を創刊。18年『愛の詩集』を自費出版、以後『抒情小曲集』『寂しき都会』など数々の詩集を刊行。58年『杏っ子』により読売文学賞、59年『我が愛する詩人の伝記』により毎日出版文化賞、『かげろふの日記遺文』により野間文芸賞を受賞。1962年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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冬見 さん
読了日:2021/11/20
駄目男 さん
読了日:2021/11/09
ハルト さん
読了日:2021/10/19
月 さん
読了日:2022/06/21
Rick‘s cafe さん
読了日:2022/05/20
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