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最新版 日本の15大財閥 角川新書

菊地浩之

User Review :3.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784040822587
ISBN 10 : 4040822587
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

日本の財閥の中から15を選択。創業者の生い立ちから、中興の祖の知られざる逸話をはじめ、各財閥の現在までの変遷をコンパクトにまとめる。サラリーマンの営業ツールとして、また就活生にも役立つ1冊。

目次 : 三菱財閥・三菱グループ/ 住友財閥・住友グループ/ 三井財閥・三井グループ/ 安田財閥・芙蓉グループ/ 浅野財閥/ 大倉財閥/ 渋沢財閥・一勧グループ/ 古河財閥・古河グループ/ 薩州財閥(川崎造船財閥)・川崎グループ/ 川崎金融財閥/ 山口財閥・三和グループ/ 鴻池財閥/ 野村財閥/ 旧鈴木財閥/ 日産コンツェルン・春光(日産・日立)グループ

【著者紹介】
菊地浩之 : 1963年北海道生まれ。國學院大學経済学部を卒業後、ソフトウェア会社に入社。勤務の傍ら、論文・著作を発表。専門は企業集団、企業系列の研究。2005‐06年、明治学院大学経済学部非常勤講師を兼務。06年、國學院大學博士(経済学)号を取得。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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この本は財閥の歴史と現状、財閥ごとの特徴...

投稿日:2021/07/04 (日)

この本は財閥の歴史と現状、財閥ごとの特徴を網羅的に放り込んだありそうでなかった本。資料の寄せ集めをそのまま書籍にした感じなのだが、財閥系の横のつながりがよく分かるので、取引先に財閥系があって、その担当となる場合にはこの本の該当部分を読んでおくと役に立つ。

DJもちお さん | 東京都 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • skunk_c

    「あとがき」にもあるように、江戸時代から現代に至る財閥(あるいはそれに準ずるもの)についての資料的なまとめだ。したがって事実の羅列が続く印象で、読み物そのものとしての面白さより、その関係性などの事実そのものの面白さを感じるかどうかが重要。その意味で僕にとってはかなり面白い本だった。系図や会社のつながりの図が、数ページにまたがっているのは少々見にくい(少し値上がりしても折り込みにしてほしかった)が、意外な人脈もみられる。いわゆる陰謀論的なものは一切なく、とにかく淡々とした筆致。手元に1冊あると便利だ。

  • Kentaro

    世間では、三井・三菱・住友の三大財閥を「人の三井」「組織の三菱」「結束の住友」といって比較することが多い。三菱財閥の中興の祖・岩崎小弥太は、社員の個人プレーを好まず、あくまで三菱の「組織人」として動くことを要求していた。 三菱・住友財閥は製造業中心だったこともあり、年功序列・チームプレーを重視し、均質的に優秀な社員を揃えるため、教育・研修に熱心だった。これに対し、金融・商業中心の三井財閥は、個人の資質・創造性を重視し、「教育」よりも「抜擢」を得意とした。

  • 月をみるもの

    毎日日経を読んでる社会人であれば常識なのだろうが、知らなかったことばかりで非常に勉強になった。どの財閥も結局は銀行が中心にいて、その銀行が MOF 担たてて財務(大蔵)省にペコペコしてたのだとすると「民などいくら金があろうが所詮は官の下僕にすぎぬ」と役人が勘違いしちゃっても無理ないのかもしれないっすね。最初の銀行つくった渋沢は、あっというまに官をやめて野に下った(この表現がすでに官が上という意識そのものだな)のにね。

  • makimakimasa

    東京海上や明治安田やキリンやニコンが三菱Gで、三越(元は越後屋呉服店)が三井Gというのも初めて知った。戦前の規模は三井:三菱:住友=7:5:2だったのが戦後6:10:8に変わったという。住友は浮利を追う商社設立がタブーとされ、戦前は貿易を三井に委託していた。三井は銀行の資金力が弱い上に各企業の自主性を重んじ、戦後の企業集団再結集と株式持ち合いが進まず、物産の大合同も遅れた。日立(久原房之介)と日産(義兄で同じ長州出身の鮎川義介が久原鉱業を日本産業と改称)が親戚なのも知らなかった。井上馨が頻繁に登場。

  • だてこ

    2021年大河ドラマ「晴天を衝け」で財閥に興味を持って、財閥に関して網羅的にまとめられている本書を手に取った。大河ドラマで出てきた人物(渋沢栄一や岩崎弥太郎や三野村利左衛門)達から現代の企業に続く系譜が分かって面白かった。意外な企業が財閥に属していたりして、今後見方が変わりそう。

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