友だち幻想 人と人の“つながり”を考える ちくまプリマー新書

菅野仁

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480687807
ISBN 10 : 4480687807
フォーマット
出版社
発行年月
2008年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
菅野仁 ,  
追加情報
:
18cm,156p

内容詳細

友だちは何よりも大切。でも、なぜこんなに友だちとの関係で傷つき、悩むのだろう…。そんな悩みを持つ人に贈る、人と人との距離感覚を磨いて、上手に「つながり」を築けるようになるための本。

【著者紹介】
菅野仁 : 1960年宮城県仙台市生まれ。1989年東北大学大学院文学研究科社会学専攻博士課程単位取得。東北大学文学部助手などを経て、1996年宮城教育大学教育学部助教授、2006年より同大学教授。専攻は社会学(社会学思想史・コミュニケーション論・地域社会論)。G.ジンメルやM.ヴェーバーなど古典社会学の現代的な読み直しをベースとし、「“自分の問題”として“社会”について考えるための知的技法の追究」をテーマに、考察を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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もしこの本を子供の頃(とくに思春期)に読...

投稿日:2021/03/10 (水)

もしこの本を子供の頃(とくに思春期)に読んだら、当時過剰に悩まずにすんだことがたくさんあったような気がする。 教師は記憶に残らなくていい、他者を他者と認めたうえで理解しあえる関係、コミュニケーション阻害語を使わないことなど、大人でもはっとさせられる視点が多い。老いも若いも広く読むべき一冊。

ポアンカレ さん | 東京都 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • あきぽん さん

    大人になってわかったことは、学校などから押し付けられていた「いい子の論理−みんな本当はいい子だから仲良くしなきゃならないとか、夢は諦めなければ叶うとか−が如何に現実離れした偽善的な論理だったか、ということだった。この本は、そういう、大人にならないとわからない、現実に立脚した処世術を、明快に書いている。何故人を殺してはならないかというようなことの答えも含めて。思春期の若者はもちろん、すべての世代の必読書。

  • やすらぎ 🍀安寧祈願🍀 さん

    高校時代。多感な時期に苦い経験があります。今でも教室形式の座席に座ると、嫌な記憶が蘇ります。あれから何年も過ぎているのに…。大袈裟かもしれないけれど、人生を左右してしまう学生時代。人との距離を感じて後手に回り、卒業まで悩み続ける。過ぎ去ればたった数年の出来事なのに…。戻りたくないけど無かったことにしたい。みんな忘れているはずなのに、私だけは覚えている。自分のことは自分しかわからない。でも自分さえもわからない。こうやってドツボにハマる。心の傷。上手くやりたいと思うほど悩みは深まる。傷は癒えても痕は残ります。

  • agtk さん

    「こどもの日」記念。というわけではないが、本屋で見つけて読んでみた。「気の合わない人間、あまり自分が好ましいと思わない人間」と「並存」「共在」できることが大切、「ルール関係」と「フィーリング共有関係」を区別して考え、使い分けができるようになること、等等々、子どもたちに身に付けさせていく必要を改めて感じた。あ、大人もね。

  • naji さん

    『分かり合えない』ということを理解する大切さが必要ですね。

  • つっちー さん

    書店で平積みになっていたのが気になって手に取りました。 悪く言えば、非常に冷めた視点で、他者との付き合い方を考える必要があるというお話です。 多様な価値観が許容されるようになった現代では、全ての人と同じように仲良くというのは難しいでしょう。 学校に限らず、いじめのようなことが起こる背景に、ルール関係ではなくフィーリング共有関係の方が優先されているからというのは納得です。

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