クリストファー男娼窟 角川文庫

草間彌生

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784041005163
ISBN 10 : 4041005167
フォーマット
出版社
発行年月
2012年10月
日本
追加情報
:
208p;15

内容詳細

N.Y.、クリストファー街の夜、男娼は恋を囁き、情欲に身を委ねる。金のために身を売るヘンリーの、虚ろな慚愧。ドラッグに溺れた男娼が見たものは―。大人になることに、漠然とした怖れを抱えるキーコ。女に溺れた父、そしてママコの折檻。不毛の愛の数々、キーコは離人幻覚に囚われる―。妻の死体と三十日暮らした男は、若き恋の思い出に身を委ねた。一途な情動、行き場のない魂を濃密に綴る傑作小説集。

【著者紹介】
草間彌生 : 前衛芸術家。小説家。10歳の頃より水玉と網模様をモチーフに絵を描き始める。1957年、渡米、「無限の網」の絵画、環境彫刻を発表、多数のハプニングを行う。68年、自作自演映画「草間の自己消滅」で数々の映画祭賞を受賞。73年、帰国。83年、小説「クリストファー男娼窟」で第10回野性時代新人文学賞。2000年、第50回芸術選奨文部大臣賞、外務大臣表彰。01年、朝日賞。02年、紺綬褒章。03年、フランス芸術文化勲章オフィシエ受勲。06年旭日小綬章。高松宮殿下記念世界文化賞(第18回)絵画部門受賞。09年、文化功労章。12年、アメリカン・カカデミー・オブ・アーツ&レターズ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 橘 さん

    草間彌生さんは大好きな芸術家です。草間さんが書かれるお話も、原色の狂気でくらくらしました。幻覚を文章で読んだのは初めてで、このように描かれるのだと思いました。鮮やかな生と性でした。

  • 紫羊 さん

    もしかしたら既読かもしれないと思いつつイベントにて購入したが、読み出してすぐに初読であることに気づいた。これは一度読んだら忘れるはずがない。ニューヨークの男娼窟を舞台にした表題作よりも、日本の地方都市で繰り広げられる家族の歪な愛憎劇の方が強烈だった。文字を連ねるというよりも色を重ねて作り上げられたような作品だ。読みながら何度か津原泰水を思い出した。

  • からっぽな蛙《真梨江》 さん

    タイトルに惹かれて手に取ったら草間彌生の著作でびっくり!表紙のインパクトにまたびっくり!!ww そして…、内容の圧倒的なパワーにまたまたびっくりしました。強烈な性と死の、どす黒いパワーに溢れている作品。幻想の描写が鮮やか過ぎて、読んでいるこちらまで眩暈がしてきそうでした。実際、読んでいる間頭がぐるぐるして気持ち悪かったです。その感覚は、まさに麻薬のbad trip。芸術家の作品らしく、小説として文字として読んじゃダメなんだなぁ…。草間彌生の激流のような色彩のイメージに翻弄されてぐったり_(:3 」∠)_

  • Tαkαo Sαito さん

    小説として読まないという解説が一番しっくりきた。とにかく読み辛い笑。読む絵画というカテゴリに近い、初めて読む文体で凄まじかった。表題作のクリストファー男娼窟は良かった。

  • TKK さん

    展覧会を観に行った際小説も書いていることを知り購入。内容は興味深いのですが文体がどうしても自分に合わず、かなり初めの方で挫折しました。またいつか挑戦したいです。なにしろ絵画は圧倒的だったので。

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人物・団体紹介

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草間彌生

前衛芸術家、小説家。1929年長野県松本市生まれ。1945年、疎開中の画家によって開かれた「全信州美術展覧会」にて入選。1948年、京都市立美術工芸学校の4年最終課程に編入学。日本画を学ぶ。翌年卒業。1954年から瀧口修造の企画するタケミヤ画廊などで立て続けに個展を開催。1957年に渡米。1972年

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