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つるばら村の家具屋さん

茂市久美子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784061957039
ISBN 10 : 4061957031
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2004
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

つるばら村の青木家具店は注文家具を作る家具屋さん。「青木家具店」には不思議なお客さんがたくさんやって来る。キツネ、ウサギ、そして山の精や、木馬までも。家具屋さん一家をめぐる、12編のファンタジー。

【著者紹介】
茂市久美子 : 岩手県に生まれる。会社勤務をへて執筆活動に入り、『おちばおちばとんでいけ』で、ひろすけ童話賞を受賞

柿田ゆかり : 埼玉県に生まれる。日本デザイン専門学校卒業後、フリーのイラストレーターに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ぶち

    パン屋さんのお話が続くのかと思っていたら、今回は家具屋さんのお話です。パン屋さんから家具屋さんに変わっても、心がときめく不思議なお客様と素敵なエピソードが満載であることに変わりはありません。家具屋さんのご主人の林太郎さん、奥様の美樹さん、5歳の息子の幹太くん。名前からして家具屋さんにピッタリ。キリ、トチノキ、ミズメ、オノオレカンバ、ヤナギ、クルミ、クリ...これらの木に合った家具に生まれ変わっていくお話は、どれも素敵なファンタジーです。木のこと、家具のこと、たいへん勉強にもなりました。

  • ぶんこ

    つるばら村のシリーズでは、後書きを読むのも楽しみですが、今回は岩手の岩泉町で、栗の木の中から子熊のミイラが出てきたというニュースから、このお話が出来たそうです。 茂市さんのアンテナの張り方に感嘆しました。 発見した家具屋さんご夫婦をモデルにした作品です。 漆が水分を吸収しながら乾燥するとは驚きでした。 乾燥に水分はご法度と思っていましたので。 その他にも木の特性が色々と分かって面白かったです。 林太郎さんや美樹さんが、役目を終えたお皿や椿の花びらを、大切に宝箱に納めるのが素敵。

  • はる

    林太郎さんと美樹さん(二人ともピッタリな名前!)の優しい家具屋さん。最初からいきなりネコのニボシが出てきて、くるみさんのことを話すので、ニヤニヤしてしまいました。ニボシはジジに似ているという方が多いですが、私は「セロ弾きのゴーシュ」に出てくる三毛猫を思い出してしまいます。木馬が友だちの人形のために椅子を注文するエピソードがロマンティックで好み。ただ、挿絵が中村悦子さんじゃないんですよね…。中村さんの挿絵がとても楽しみだったので、かなり残念…。

  • ミーコ

    以前にパン屋さんを読んだので シリーズ全て読みたく思ってました。今回もとってもピュアなお話でワクワクしながら読みました。色んな木と動物が出て来ます。私も『青木家具店』の家具や奥さんの作った小物が欲しくなりました。息子の幹太君とカッパのカンタ君が可愛い❣️あとがきを読んで茂市さんがこの物語を作るきっかけとなった家具屋さんとの出会いや子熊のミイラの話に胸が熱くなりました。くるみさんとナオシさん これからの進展が楽しみです。

  • masa@レビューお休み中

    くるみさんのパン屋さんはどうなったの?と思っていたら、今までの物語に出ていた「青木家具店」の林太郎さんが主人公になっていました。このシリーズ、つるばら村のお店を転々と辿りながら、物語を紡いでいくのかもしれませんね。家族三人がキツネ、ウサギ、カッパ、イノシシといった動物たちと出会います。不思議な出会いとお仕事の依頼。あたたかいぬくもりがある木の家具・小物は、動物だけではなくて、人間も使っていて心地いいにはずなんです。林太郎さんに家具を注文するとしたら、何をお願いしようかな。そんな想像をしてしまいますね。

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