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旅の断片

若菜晃子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784877588038
ISBN 10 : 4877588035
Format
Books
Release Date
December/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

未知なる国へ、未知なる自分へ。小冊子「murren」編集・発行人、若菜晃子『街と山のあいだ』に続く待望の随筆集。

目次 : 旅の夜/ メキシコ断簡/ 海の旅/ 人々の街角/ 英国、裏庭の冒険/ 地中海の島キプロス/ 土産ばなし/ インドのおじさん/ サハリン点描/ インドネシア・スマトラの雨/ 花のスリランカ

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • pohcho

    若菜さん二冊目。タイトル通り、いろんな旅の断片を集めた本。「コルテス海にて」のサボテンの話にとても心打たれた。 砂漠で一本一本独立して、大きく立派に生きるサボテン。自分の力でまっすぐに強く生きること。誰のためにとか、なんのためにとかではなく、過酷な自然条件のもと、いろいろな形になっても必死に生きること。それぞれの姿に味があり、個性があっておかしみがある。自分もまたそのように生きたいなと思う。旅の道連れであるご主人の、クワ王様の話も可愛かった。

  • ケイティ

    読書メーターで出会えた一冊。元『山と渓谷』編集の方ですが、仕事モードにならないので、と海がある旅先が多い。紀行文というより旅日記の断片のようで、その時の心の動き、感じたことを通して見た光景の散文かな。印象的だったのが、機内の上から見た海で自分の存在の何てことなさを悟る「コルテス海にて」。心に留めておきたい内容でした。文章やトーン、感性が好みで、とても心に残る一冊です。旅行に行くリズムを失っていたけど、また海外に行きたいという気持ちになれました。読んでよかった。

  • ゆみのすけ

    インドネシア、スリランカ、インド、メキシコ、イギリス、ポルトガルなど様々な地域を旅した著者がそこでの出会い、思いを綴ったエッセイ。運転手とのやりとり、美しい刺繍のハンカチ、街中でのメニューがない地元の屋台での出来事、インドで出会った僧侶など、旅の断片が数ページにまとめられている。その土地の匂い、静けさ、空気が漂うようなエッセイだった。

  • no.ma

    新書サイズのハードカバーが珍しく挿絵が何とも言えない味わいがあって、思わず手に取りたくなります。海外旅行のエッセイですが、その国の人も行かないような地方を訪れる旅なので、まるで宝探しに出かけているようで楽しい。あのフクロウの小函を買わなかった後悔の話、よく分かります。著者にとっての旅は、未知なる国に行き新しい発見をすることだけでなく、ふだんの生活では見ないように触れないようにしている、自分の未知なる深層にロープを使って降りていく旅でもあるといいます。私にとってそれは読書かもしれないなと思いました。

  • はこ

    最近、旅にまつわる本をよく読む。読んでいて風景が浮かび、一緒に旅をしているような気持ちに少しだけなります。若菜さんの本もそんな本でした。メキシコ、イギリス、インド、サハリン、他、初めて聞く地名もたくさんあって世界の広さを感じる、そこで出会った人たちも温かくてほろりとさせられます。若菜さんは旅を別世界と言い、その世界をもつことが大切と。読むだけでも十分別世界に行けた気がします

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