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さよなら未来 エディターズ・クロニクル 2010-2017

若林恵

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784000230704
ISBN 10 : 4000230700
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
若林恵 ,  

Content Description

21世紀のテクノロジー・ビジネス・メディア・カルチャーを縦横無尽に横断する80篇!未発表原稿も多数収録!『WIRED』日本版・前編集長として、21世紀の最前線に触れてきた7年間の思索と発信の軌跡を集成。新しい世界への予感の書。

目次 : これからの音楽の話のために/ K‐POPの遠近法/ 読むが変わる/ 福島第一原発事故直後一〇日間の真実/ メキシコの食いもんはうまいんですかね/ ワインバーグ博士とありえたかもしれないもうひとつの原発の物語/ え?マグロもなの?/ 血族―過去と未来のゴーストとしての人間/ ウェルカム・トゥ・ザ・ジャングルジム/ 寿司でいくか、ハンバーガーでいくか〔ほか〕

【著者紹介】
若林恵 : 1971年生まれ。編集者・ライター。ロンドン、ニューヨークで幼少期を過ごす。早稲田大学第一文学部フランス文学科卒業後、平凡社に入社、月刊『太陽』を担当。2000年にフリー編集者として独立し、以後、雑誌、書籍、展覧会の図録などの編集を多数手がける。音楽ジャーナリストとしても活動。2012年に『WIRED』日本版編集長に就任。2017年退任。2018年、黒鳥社(blkswn publishers)設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • kana

    毎日少しずつ音楽や人工知能やお金の未来のことを思索しながら読むのがこの上なく幸せでした。WIRED元編集長の文章を集めた本作。大半は記事で読めますが、一冊にまとまることで特集として読むのとは異なる、著者の思考がぎゅっと詰まった濃密な世界観を体験できて、それがとてつもなく良い。特に反響があったという、アメリカの選挙やDeNA事件の背後にある課題を論じた「ニーズに死を」は私自身も襟を正す思いで読みました。願わくばこんな風に世の中をインプットして魂を込めてアウトプットしていく力を少しでも身につけたいものです。

  • 踊る猫

    若林恵という書き手は実に素直だなと思う。さまざまなことがらに関心を向けつつ、しかしそうしたトピックに拙速に飛びつくあまり我を忘れるということがない。ひどく抽象的な表現になるが、これらのコラムの執筆にあたっては彼の中でそうした「外部のことがら」と「自己(内観)」が激しくせめぎ合いを繰り広げるのだろう。だからここにあるのはなんら「俺節」の押し付けでもなく、かといってスノッブな「ギョーカイ」的物言いでもなくきわめてリベラルで理知的な語りだ(本書でもある箇所で特権的に参照される鶴見俊輔の手法と似ているとも思った)

  • 阿部義彦

    大当たり!雑誌「WIRED」日本版の前編集長としての思索の総決算。音楽が好き!と言うのが私は直感的に信じられると思いました。「金融屋や銀行屋は「リスク」ってものが理解できないんだ。音楽ってのは、そもそもがギャンブルなんだ。「結果は分からないけど面白いからやってみよう」。そうやって音楽は領域を拡大し、進化を遂げてきた。」「死の直前ボウイは朋友ブライアン・イーノにあてて一通のメールを送ったという。『楽しい時間をありがとう、それは決して朽ちることはない。』そのメールは「夜明け」と署名されていた。今月ベスト!

  • 踊る猫

    雑誌の裏方にして表舞台を担う編集長たる著者が描いてみせるのは、過激かと思いきや意外と(失礼!)良心的/微温的な時評の数々。むろん最新の知見に裏打ちされており、小市民的な目線を備えてこちらにイヤミなく(悪く言えばその分ヌルく)語り掛けて来る。分厚い本なので読み応えはたっぷりなのだけれど、途中のディスクレヴューは要らなかったのでは? その五目寿司みたいなところを面白がれれば良いと言えば言えるのだけれど、もう少し時評に徹して内容の一貫性を保って欲しかったかなとも思われて惜しい。とはいえ駄本ではない。なかなか好著

  • 吟遊

    WIRED編集長の文章を集めた本。ひとつひとつは短く気軽に読める。もともと音楽が大好きで、タワレコの雑誌に書いていた文章から始まり、音楽の話題は豊富。とても詳しそうだ。POPから古楽まで。その他、カルチャーとひとくくりにしているが、サブカルも人文もそれ相応の土台があって書かれているし、軽妙だから面白い。読み進めると著者の性格が見えてきそうな気さえする。

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