生きていくうえで、かけがえのないこと

若松英輔

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784750514833
ISBN 10 : 4750514837
フォーマット
出版社
発行年月
2016年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
139p;20

内容詳細

ふれる、聞く、愛する、憎む―悲しみの先に広がる25の風景。

目次 : 眠る/ 食べる/ 出す/ 休む/ 書く/ ふれる/ 悲しむ/ 喜ぶ/ 嘆く/ 老いる〔ほか〕

【著者紹介】
若松英輔 : 批評家・随筆家。1968年生まれ、慶應義塾大学文学部仏文科卒業。2007年「越知保夫とその時代―求道の文学」にて三田文学新人賞、2016年『叡知の詩学―小林秀雄と井筒俊彦』にて西脇順三郎学術賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • たかこ さん

    当たり前している行動と感情。「生きていくうえで、かけがえのない」25のテーマについて書かれている。どの章も短く本だってそんなに分厚くないのに、なぜか重みを感じる。こんなに丁寧に言葉に心を寄せて考えたことがなく、どの章も尊さと喜びをもって読むことができた。「悲しむ」と悲しみ。悲しみは、人生からの問いでもある。「かなしみ」には幾重もの層がある。悲し、哀し、愛し、美し、文字の歴史に秘められた叡智。「癒す」と癒えるの違い。「人はどこまでも言葉を自由に感じて良い。…どこまでも感じたままに読み進めてよい。」

  • ネギっ子gen さん

    【言葉を紡ぐ】「悲しむ」「憎む」「嘆く」など25の動詞をめぐるエッセイ集。「まえがき」は、同じタイトル名でエッセイの連載をした吉村萬壱氏。巻末に、本書で紹介された本のブックリスト掲載。「あとがき」の末尾に、<この本を書きながら、つねに念頭にあったのは染色家の志村ふくみさんである。敬愛する書き手であり、人生の先達だが、何よりも言葉を紡ぐとはどういう営みであるかを、私は彼女に教わった/彼女の著作に生きている言葉は、確かに記されている通りの力を宿している。その力によって私は今も書き続けることができている>と。⇒

  • Gotoran さん

    本書タイトルに示されるように『生きていくうえで、かけがえのないこと』として“眠る、食べる、出す、休む、書く、ふれる、悲しむ、喜ぶ、嘆く、老いる、読む、見る、聞く、ときめく、忘れる、働く、癒す、愛する、耐える、念ずる、待つ、憎む、見つめる、壊す、祈る”という25の動詞を取上げて、深い絶望の向こうにやっと見えてくる光や亡くなった身近な人々を想起して悲しみのコトバが紡ぎ出されている。まさに珠玉のエッセイ集。深い思索を垣間見ることができた。

  • U さん

    気がつくと、よみ終えていました。負担なく、さいごまでよめた。一篇一篇に深さと重みがあって、二回よまれたという読友さんに共感。わたしも今後、節目節目でよみ返すと思います。各篇の引き合いに出される本の一節がまた素晴らしく、巻末にはそれらをまとめた紹介頁もあってうれしい。今回心に響いたのは「書く」「働く」「愛する」「耐える」本文の活字の配列も好み。よんでいて安心できた感覚が、本をくださった読友さんのお人柄と重なり、感謝でいっぱいになりました。

  • tapioka さん

    見る、聞く、悲しみなど身近な言葉をテーマにしたエッセイ集。筆者の深い深い言葉たちに引き込まれ、自分の内に受け止めるため、ふと読む手を止め、本から顔を上げ考え込んでしまうこともしばしば。しかし、暗く深い底から湧いてくる言葉のなかに優しさがあり、読み手の内面にそっと響く作品でした。また、2回続けて読んでしまうほど、今の自分が求めていた内容でした。あまりにも響く言葉が多く、メモすると本書のほとんどを写すことになるので途中で断念。そして不覚にも図書館本でしたので、即刻購入しました。手元にぜひ置きたい秀逸な本です。

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