拍手しすぎる日本人 行列してまで食べないフランス人 講談社プラスアルファ新書

芳賀直子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062727426
ISBN 10 : 4062727420
フォーマット
出版社
発行年月
2011年12月
日本
追加情報
:
189p 18cm

内容詳細

出来の悪い公演でも拍手喝采し、スタンディングオベーションする日本人は、西欧人にとっては不思議な存在。世界の嗤われ者「芸術貧民」日本人から抜け出すための文化度養成マニュアル。

【著者紹介】
芳賀直子 : 東京都生まれ。舞踊研究家。明治大学大学院文学部文学科演劇学専攻博士課程前期修了(文学修士)。専門は「バレエ・リュス」「バレエ・スエドワ」。研究者として国内外の舞台を多数鑑賞、評論やコンクール審査員としても活躍。各種媒体への執筆活動とともに、そのエレガントな語り口による講演の人気も高い。兵庫県立芸術文化センター所蔵「薄井憲二バレエ・コレクション」キュレーターとして展覧会企画、監修も手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • マカロニ マカロン さん

    個人の感想です:B。バレエの研究家、展覧会のキュレータでもあり、普段はヨーロッパに在住している著者がバレエや美術展、日常世界の日本人と欧州人の差について書いている。日本では「とても人気があるので最後の一枚です」が最高のセールストークになるが、フランス人は「自分は自分」「人と違うことが重要」と思うだろう。「上っ面の感動や横並びの拍手、薄っぺらな称賛はもうやめましょう」と説く。タイトルの意味は、鎌倉で人気カフェに行列ができているが、何時間も待って店に入ってもゆっくりとくつろげないと感じるフランス人の言葉から。

  • ジキル さん

    日本人はヨーロッパの芸術をまだ十分理解できておらず、著名な物ならなんでも喜んでしまうかのような鑑賞風景に苦言を呈しているというような内容。同意できる部分はあるんだけど、ヨーロッパと日本ではヨーロッパの芸術に関する下地が異なるのに、とにかく日本人へのダメだしが多くて、読んでいてあまり楽しくはない。でも、バレエや演劇に行ってみたくなりました。

  • とり さん

    日本人の舞台(バレエ中心かな)の見かたや考え方に対する意見をまとめてあり、自分の舞台観劇に対する姿勢を見直す機会になりました…。確かに舞台は実際に行ってみないといいか悪いかわかりませんし、他のものに比べてチケット代も高いので、つい自分に対しても「すごくいい舞台だった」と言い聞かせたくなってしまうのですよね。でも感じ方は人それぞれ、自分の感覚を大切にして観劇していきたいと思いました。あと感じたのは作品の評価をネットでみてから観劇する、私の悪い癖。ネットは便利ですが、自分の感覚を忘れてしまうかも。気をつけよ。

  • Kunio Hanaoka さん

    へんに原因まで追及していないところがいい。日本の観客は馬鹿にされている、よくてもよくなくても拍手をする日本人はどうなのか、など、バレエを中心とした鑑賞態度からの比較文化論。「芸の道というのは極めると基礎で観客の心をつかむことができる」(85ページ)というのは至言。

  • かーむ さん

    図書館。自分でしっかりと判断ができる分野では会場の異常なほどの盛り上がりには頭をかしげることがありますが、初めて見に行く分野については周りの行動に従ってしまいますね。しかしそれは自分の意思を歪めていることだとこれから肝に銘じたいです。あと「どっちでもいい」とか正にそうでした。でも笑ってしまったのが国語のテストの問題文。「自由に意見を書きなさい」は確かに違う。言われて気づくのだから自分も相当ですね。

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芳賀直子

舞踏史研究家。バレエ史、なかでも専門はバレエ・リュス、バレエ・スエドワ。明治大学大学院文学研究科演劇学専攻にてバレエ・リュス論文で修士号取得。1998年のセゾン美術館における『バレエ・リュス展』での仕事を皮切りに、各種媒体への執筆、講演、展覧会監修、近年では漫画や小説への学術協力やダンス・ドラマトゥ

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