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アメリカは日本文化をどう読んでいるか 村上春樹、吉本ばなな、宮崎駿、押井守

芳賀理彦

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784861106194
ISBN 10 : 4861106192
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2019
Japan

Content Description

日本の現代文学やアニメはアメリカでどのように受容され、日本文化のイメージはどのように形成されているのか。日本語原文と英訳との対照やアメリカにおける批評の分析を通して、他文化理解の困難さを明らかにする。

目次 : 序章 他文化理解と翻訳/ 第1章 日本文学の新しいイメージ―アメリカにおける村上春樹の受容/ 第2章 少女カルチャーの翻訳(不)可能性―アメリカにおける吉本ばななの受容/ 第3章 日本文化と歴史の新しい表象―アメリカにおける宮崎駿の受容/ 第4章 文化交流・インターフェイス・翻訳の場としてのアニメーション―アメリカにおける押井守の受容/ 終章 文化翻訳の試み/ 補章 村上春樹『風の歌を聴け』と『1973年のピンボール』の翻訳の比較

【著者紹介】
芳賀理彦 : 1971年生まれ。ニューヨーク州立大学大学院博士課程修了、博士(比較文学)。現在、敬愛大学経済学部准教授。専攻は比較文学、文化翻訳論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • momogaga

    1番最初に村上さんが紹介。村上作品の2つの英語翻訳比較が興味深かったです。翻訳の出来不出来で評価が変わってしまうとは。確かに新訳で印象が変わりますからね。それにしても吉本ばななさんの作品が翻訳のために評価が低いとは、残念です。

  • Kentaro

    結局村上春樹の作品が変えたのは、日本文学や文化に対するアメリカの読者の態度ではなく、彼らが日本文学に見たいと思っている日本のイメージの方だ。日本文化に関する偏見を取り去り、多様な視点を与えることに成功したわけではない。古いステレオタイプをある程度刷新はしたものの、アメリカの批評家や研究者たちは、様々なラベル(「反逆的」「西洋化」「歴史的」「政治的」「ポストモダン」「普遍的」「マジック・リアル」「日本的」)を村上作品に貼ることによって、現代日本文学や文化に関する新たなステレオタイプを作る手助けをしたのだ。

  • tetsubun1000mg

    タイトルが面白そうと思って手に取る。 村上春樹、吉本ばなな、宮崎駿、押井守の文学・アニメに対する日本文化への見方の考察と考えていましたが大きな間違い。 外国人の翻訳者の解釈違いの解説本のような感じでした。 こんなことも有るでしょう。

  • Shun'ichiro AKIKUSA

    日本人の作品についてのレヴュー、先行研究が丁寧に紹介されているのがたいへんありがたい。ただ、一冊の本としてたんたんとしていて、エンターテインメント性にはやや欠けている面もある。

  • inaryoXD11

    日本を代表する4人の作品がアメリカではどう読まれているのかを研究した論文。タイトルには日本文化とあるが、どのように翻訳され、アメリカの批評家はどのように評価しているかを解説している。期待していたような内容ではなかったが、こういう研究がなされていること、その研究論文の多さに驚いた。 批評家の間ではいくつかの評価ポイントがあるのだが、それがそもそもステレオタイプに陥っていないか。それで評価されない作品は優れていないのか。など反発を覚えたくなった。結局は日本文化をちゃんと読めていない、でよい??

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