産業組織とビジネスの経済学 有斐閣ストゥディア

花薗誠

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784641150591
ISBN 10 : 4641150591
フォーマット
出版社
発行年月
2018年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
花薗誠 ,  
追加情報
:
296p;22

内容詳細

ビジネス・エコノミクスに重点を置いた、産業組織論のテキスト。市場の成り立ちと企業の行動原理を体系的にとらえ、企業の市場での行動とその社会的な意義をさまざまな視点で分析していきます。具体的な事例も多く盛り込みました。企業の戦略がみえてくる。産業組織論、ビジネス・エコノミクスを学ぶ最初の一冊に最適な入門書!

目次 : 産業組織論の分析対象と方法/ 価格決定の原理―利潤最大化の条件/ 価格差別―分断化された市場での価格決定/ 垂直的な企業間関係―取引先の行動をいかに制御するか/ 寡占市場での企業競争―価格競争と数量競争/ 競争政策の基礎―効率性・公平性の追求/ 競争緩和のための非価格戦略―製品差別化、スイッチング・コスト、広告/ 価格決定における企業共謀―談合、カルテル/ 市場構造の決定要因―参入と退出/ 市場構造を変更する戦略―参入阻止、合併、提携/ 研究開発と知的財産権/ ネットワーク効果と消費者・企業行動

【著者紹介】
花薗誠 : 1971年生まれ。2003年ペンシルベニア大学経済学部博士課程修了。京都大学経済研究所講師、名古屋大学大学院経済学研究科講師・准教授を経て、名古屋大学大学院経済学研究科教授、Ph.D.(Economics)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ムンムン さん

    産業組織論の丁度いい入門書がないと思っていた時に本書に出会えた!製品の差別化や談合、イノベーションなど実際の市場におけるキーワードをわかりやすく、具体例に即して解説してくれるので理解度が深まった。巷の企業の戦略やビジネスモデルの経済学的背景が非常によくわかる。入門レベルのゲーム理論・ミクロ経済学の知識がある方にオススメ。

  • 土橋俊寛 さん

    本書は産業組織論が守備範囲とする多くのトピックを解説し、現実社会で重要なプラットフォームなどの分析にページを割く。「重要なトピックを網羅的にカバーしていない」と著者は謙遜するが、実際にひと通り読んでみて十分に包括的な教科書だと感じた。面白いと思ったのが「限界収入=限界費用」という利潤最大化の基本原理を「伝家の宝刀」として、価格競争や数量競争を始めとする色んなテーマを斬っていくという書き方。「有機的なつながりをもたせて解説すること」に努めたと「はしがき」にあるが、まさにこういうことかと感心する。

  • 天然水 さん

    産業組織論の入門の入門。ミクロ経済学の知識が少しでもあればサクッと読める。ボリュームの割に扱ってるトピックは結構幅広い方だと思う。この本に限らず有斐閣ストゥディアは新書と教科書の中間って感じがする。

  • かいのすけ さん

    章ごとの関連が類書に比べてわかりやすく示されている。そのため、各章における個々の議論それ自体を理解するだけでなく議論間のつながりを理解するのにも有用な本であるといえる。

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