Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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• starbro

  読了日：2025/06/24

  芦花公園、初読です。本書は、吸血虫人間百合幻想怪奇譚でした。実は、美しい二人です。周りの人間達の方がみにくい。 https://www.j-n.co.jp/books/978-4-408-53877-8/

• yukaring

  読了日：2025/06/01

  とにかくおぞましい嫌悪感、しかし心は耽美な世界にズルズルと引き込まれる異形の百合ホラー。交換留学で台湾を訪れた芽衣が異国の地で出会ったのは妖しい美しさと何故か強烈な不快感を与える少女・恵君。彼女の虜になる芽衣だったが、恵君は人外の異形の存在だった…。時は経ち辛い結婚生活を送る芽衣の元に再び現れる恵君。芽衣の1人称で語られる物語からガラリと変わる後半の展開はまさに驚きの連続。想像をするだけで気持ちが悪い描写が続くのになぜか止められない中毒性。こんな衝撃作はきっと芦花公園にしか書けない、そんな気がする1冊。

• 雪紫

  読了日：2025/06/07

  あ、感想で見たなとか帯に百合ホラーとあったので図書館で借りたけど、おぞましく気持ち悪い。でもなんでめくる手を止められないの！虫も、信じていた光景が剥がれ落ちる様も、グロテスク過ぎる・・・怖い。読メのレビュー達に嘘偽りはなし。お互いの理解力不足で通じる話ではなかった・・・。あのラスト、少しは救いあるかもだけど（感覚麻痺？）村主さんは、どうなったんだろうか（あの後見付かって殺られた？）？

• オフィーリア

  読了日：2025/06/24

  良き異形百合。異国の地で出逢う少女と美しい異形の存在という、「あらいいですわね」と言わんばかりのフォーマットから耽美だけでは無い背筋のゾワゾワする気持ち悪さをしっかりお出ししてくる。美しき異形の存在を中心にしたクソデカ感情による様々な執着心、大好物です

• 空のかなた

  読了日：2025/11/06

  芦花公園ワールドを満喫の1冊。最後の「本当に、醜い二人だ」の台詞の威力が凄まじい。そして表紙装画（たけもとあかる氏）を見てセーラー服の幼なげな少女が芽衣で、赤い衣を着た漆黒の髪の美女は芽衣を抱きしめていて、二人の指は恋人繋ぎ。舞台の半分は台湾、台詞の言葉も分からないけど漢字が醸し出す雰囲気にやられていく。「蟲」「寶貝」「最好不要去」「チャオシーラー」等等。そして腐臭より酷い臭い、虫人間の存在が放つのは魂の根本から嫌悪感が湧き上がるような悪臭、脳が汚されるような悪臭。文字を通して伝わってくるのが凄すぎる。

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