Books

怪しい来客簿

色川武大

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784167296049
ISBN 10 : 4167296047
Format
Books
Publisher
Release Date
October/1989
Japan

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • じいじ

    これエッセイ?小説? これまでの色川作品にない独特な肌合いです。10頁ほどの一話一話に起承転結があって、おもしろいです。明日から大相撲九州場所が幕を挙げるので、大相撲の話を紹介します。たぶん、皆さんが生れる以前になるので馴染みはないかもしれませんが…。当時小学生で相撲ファンだった私には、のっぽの大内山など懐かしい力士がぞろぞろと出てきます。場所は、いまの立派な両国の国技館ではなく、川向こうの蔵前にありました。この蔵前国技館へは、母のおにぎり2個もってよく通いました。色川さんも相撲が大好きだったようです。

  • ω

    味わい深いなぁ〜ω 色川先生の周辺に現れ、通り過ぎて行った人びと。町で出会うちょっと変わった人たち「名なしのごんべえ」父と墓を探しに故郷へ戻る「墓」先生の胆石手術記録「たすけておくれ」 この辺りはまた読みたいω

  • こばまり

    【再読】この方の白昼夢のような文章が好きで時々手に取る。あまり耽溺するとそのまま向こう側へ連れて行かれそうになるので程々にする。異形の人も死人も日常も妄想も同じ地平線に佇んでいる。

  • hanchyan@発想は間違ってない

    語り手の「私」が子供の頃に出会った奇矯な人物や、贔屓にしていた力士・芸人・歌手などなどについて語られる連作集。一種のエッセイなんだろうが、およそ平凡とは言いがたい人びとに対する「私」の感興に耳を傾けていると、冷徹と温もりを併せ持って矛盾しない「私」という個性が立ち現れ、私小説でもある。その「私」こそが、空前にして絶後、まさに唯一無二の存在・色川武大なのだ。行間から滲み出る凄みが半端ない。言わずもがなだが傑作。

  • あんこ

    (記念すべき400冊目)カワカミさんの本に出てきてから気になっていたこちらの本。読んでよかった。戦中から戦後にかけてからの話だからか、独特の暗さがあるのに、悲壮感はなく、むしろ下の方(あるいは世間の片隅)から淡々と見守るようなやさしさがあった。時折皮肉めいていながらも、付き添われているようなやさしさ。この優れた人間観察は、色川さんが世間から一歩引いたところで人々を見ているからなのだろうなあと思いました。ときどき、涙腺が揺らいだりもした。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items