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危機のいま古典をよむ

與那覇潤

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784880594392
ISBN 10 : 4880594393
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

コロナ、ウクライナ、そして…危機の時代こそ、「専門家」任せにせず、自分の頭で読み、考える。希望の読書論!E.トッド、苅部直、佐伯啓思・宇野常寛・先崎彰容、小泉悠との“書物がつなぐ対話”も収録。

目次 : 序 「専門家」にさよならを―中井久夫『分裂病と人類』ほか/ 第1部 疫病と戦火の時代に(旧約聖書「ヨブ記」/ 志賀直哉「小僧の神様」/ ターンブル『食うものをくれ』/ 中野重治「吉野さん」/ コンラッド『闇の奥』/ 村上春樹「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』/ ル・カレ『ティンカー、ティラー、ソルジャー、スパイ』ほか)/ 第2部 読書が自分をつくる(思春期の入り口で―寺村輝夫『消えた2ページ』/ コロナ禍 酔いどれ天使/ ネット以前のこと/ 創作に教わった歴史―陳舜臣『秘本三国志』ほか/ 塾にもあった図書室―『太陽/特集・江戸川乱歩』/ わが人生最高の10冊)/ 第3部 書物がつなぐ対話(人類史から見た現在×エマニュエル・トッド/ 平成の言葉と身体×苅部直/ 戦後史の光と影×佐伯啓思・宇野常寛・先崎彰容/ 新たな戦争と日本×小泉悠)/ 結 「未来」を売る季節のおわり―三島由紀夫『青の時代』

【著者紹介】
與那覇潤 : 評論家。1979年、神奈川県生まれ。2007年、東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。当時は歴史学者で、専門は日本近現代史。地方公立大学准教授として7年間教鞭をとった後、17年に病気離職。新型コロナウイルス禍での学会の不見識に失望し、21年刊行の『平成史』(文藝春秋)を最後に歴史学者の呼称を放棄した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Hiro

    コロナで飲食店が槍玉にあがり自粛で冠婚葬祭も出来なくなった5年前からウクライナ侵攻開始の頃までに書かれた時評的エッセイと幾つかの対談。また書中では著者が読んできた本、中井久夫やコンラッドや村上春樹にも言及され現下の問題の類推に使われる。特に驚いたのは「食うものをくれ」という、アフリカの部族の生態を調査した文化人類学の本。ネット検索の普及がもたらす、文脈軽視の風潮への危惧とか著者に同感する指摘多数。9月新学期への移行とかコロナの時盛り上がった意見はどうなったのかな。改めてコロナ対応の冷静な総括が必要。

  • takao

    ふむ

  • startvalue

    ★★★

  • Takahashi Shoichi

    コロナ禍以前にも書かれた文章もあるが、そんなぶ?しもコロナ禍に書かれているかのような著者の危機意識を感じた。再読して、どの本から手に取るかを考える。

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