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ネロの木靴

臼田夜半

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784885032288
ISBN 10 : 4885032288
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2014
Japan

Content Description

幼なじみのアロアは、成人し、一児の母となって、森深く静かに暮らす。父コゼツの葬儀を機に、思わぬことからネロの死の真相を知ったアロアは、その原因へとさかのぼる苦悩の旅を開始する。人間の希望とはなにか。死をもってしても滅び去ることのない希望とはなにか。現在に生きるわたしたちに、ネロの死が正面から問いかける。幼なじみのアロアを主人公に書かれた後日談。

【著者紹介】
臼田夜半 : 1946年、福岡県北九州市門司区生まれ。九州大学文学部中退。「ヒルデガルト研究会主宰」(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 4fdo4

    フランダースの犬のネロである。 「なんだかとても眠いんだよ」と教会でパトラッシュと抱き合って凍え死んだネロ。 しかし原作では自殺と分かる表記になっているという。 本著はネロが亡くなったその後の話として、なぜネロが死んだのか、自死に至ったのかを書いたもの。 非常に重い話で、ネロの屈辱と孤独と絶望に読む手が度々止まる。 あとがきは賛否あるやもしれないが

  • 嘉月堂

    人と人のつながりを大切にした「コミュニティ」があれば、よいんでしょうけどね。実際にはなかなか難しいと思います。これは経済的な側面からの感想。宗教的な側面からは「イエスは1枚の絵も1枚(?)の文章も残さなかったけれど永遠に生きている。」ことを知っていたらネロは死なずに済んだという点が印象に残りました。「非キリスト者」の私には、全然分からないわけではないんだけど、正直ピンとこないです。「原罪」分かんないですから私。「俺そんなに悪いことしてないと思うんだけど・・・。」っていう程度の感覚しかありませんので。

  • ふみえ

    ネロが自殺だったとは、この歳まで知らず。幼なじみのアロア一家が、ネロの死を抱えながら生きる姿は痛ましい。ただ、アロアが生活する集団はあまりにユートピアなのと、宗教観がどうも馴染めない。

  • shuco

    原作者の続編ではないけれど、ネロの崇高さが表現出来ているように思えた。

  • しーりあ

    学校の図書館から。 表題の「自殺」という言葉が気になって読みました。「フランダースの犬」の後日談としてアロア視点で進んでいきます。大人になったアロアは、少し意外な感じもしましたが、すらすら読めました。私としては、かなり好きな本です。そこまで哀しい結末ではないかな。でも切ないかも。 フランダースの犬を母に読んでもらったときのこと、思い出しました。そちらも読み返したいです。

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