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織田信長 中世最後の覇者

脇田修

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784121008435
ISBN 10 : 412100843X
Format
Books
Publisher
Release Date
June/1987
Japan

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • skunk_c

    28年前の著作であり、最近多くの新書が出ている(特に昨年の黒田勘兵衛の大河ドラマ化の影響か)中で、あえて手に取った(たまたま家に買い置いてあったからではあるが)。少ないページ数の中、この波瀾万丈の人生を送った武将に関し、その全体像がコンパクトに過不足なく叙述されていると思う。途中まで『織田信長合戦全禄』と平行して読んだため、比較的あっさりした戦の描写はそちらで補えた。もちろん若干の違いはあったが。「天下」=京都を意味するなどの時代認識も的確、将軍・天皇との関係も首肯でき、かなり実像に近い評伝と思える。

  • 星乃

    信長を近世の人物ではなく「中世最後の覇者」と定義。秀吉のように厳格な兵農分離は行わず、中世からの領地も安堵。関所も削減し、謀反を犯しても戻ってきたら許すなど寛大な面もある。短気なイメージもあるけど、目的達成のためならしぶとく待てる忍耐の人。一方で自分の計画を阻害するものは容赦なく排除してしまう合理性。大名行列が嫌いで小姓を連れて無防備に動き回ってしまうので、本能寺では守ってくれる家臣が少なく殺害されてしまった。色々あるけど、魅力的な人だと思う。

  • cybertiger

    天才的革命児信長像を覆し、現実的改良主義者信長像を打ち立てた記念すべき労作。特徴はバランスの取れた筆致にある。例えば、信長が既存の座を保護していると主張する一方で岐阜、安土の楽市楽座をきちんと評価している。 後続の本との違いは信長の斬新な感性をちゃんと認めていることである。 「信長の行動を見ると、それは徹底して合理性に貫かれている」「秀吉が近世を切り開いたとしたが、その個性から見れば、明らかに信長の感覚が新しく、同時代人のなかでも傑出していた」Fページ「信長の悲劇はその新しさと鋭さにあった」Gページ

  • 本命@ふまにたす

    信長を近世よりも中世の文脈の中に位置づけて論じようとした1冊。人生の流れに沿った評伝の形式をとらず、いくつかのテーマから信長について論じる。

  • KT1123

    古本で見つけたので読んでみた。知っているようで、実はよく知らない人だな、というか、「鳴かぬなら殺してしまえホトトギス」というイメージしか持っていなかったことに改めて気づかされ。楽市楽座の意外に気遣いの人なんだなという感想もあれば、本願寺や一向一揆への苛烈な扱いは「殺してしまえホトトギス」以上の激しさでもあって、やはり傑物なんだなという思いを強くしたのでした。

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