Books

アメリカの声をひろう 言葉で闘う語り手たち

能勢卓

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784779516665
ISBN 10 : 4779516668
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

アフリカ系女性の演説、ネイティブ・アメリカンの追想、劇作家の過去、SF作家の主張…17世紀から21世紀までの、さまざまな背景をもった作品を時代順に収録したエッセイ・アンソロジー。

目次 : 「序詩」より(一六五〇年発表)(アン・ブラッドストリート)/ ジョン・ブラウンの殉教の日に咲いた一輪のバラに寄せて(一八五九年発表)(ルイーザ・メイ・オールコット)/ アメリカ女子教育協会(一八七四年発表)(キャサリン・E・ビーチャー)/ ソゥジャーナ・トゥルース(一八六三年発表)(フランシス・デーナ・ゲージ)/ もっとも勇敢な兵士は名前もわからないまま(一八八二年発表)(ウォルト・ホイットマン)/ 人種の問題について(一八九〇年発表)(フレデリック・ダグラス)/ あるインディアンの子ども時代の印象(一九〇〇年発表)(ズィトカラ=シャ)/ ドルがもたらす威厳(一九一〇年発表)(ジャック・ロンドン)/ シカゴの殺し屋、激化する政治抗争(一九二一年発表)(アーネスト・ヘミングウェイ)/ ユージーン・オニールの衝撃的な話(一九二二年発表)(メアリー・B・マレット)/ 国家の心理学、あるいはあなたは何を見ているのか(一九二二発表)ガートルード・スタイン/ 崩壊(一九三六年発表)F・スコット・フィッツジェラルド/ 三〇年代についての覚え書き(一九六〇年発表)ジョン・スタインベック/ 恐れについて―新たな南部とその苦しみ(一九五六年発表)ウィリアム・フォークナー/ 「王様は裸だ」賞受賞記念スピーチ(二〇〇九年発表)アーシュラ・K・ル=グウィン/ 『ザ・ベスト・アメリカン・ショート・ストーリーズ』二〇一九年度序文(二〇一九年発表)ハイディ・ピトラー

【著者紹介】
能勢卓 : 福岡女学院大学人文学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • たまきら

    おお、これは面白い!アメリカを代表する文学者、活動家のことばのショーケースで、アメリカの多様性と独特の文化、問題がちりばめられています。知らなかったエッセイも多く、特にSojourner Truthの力強い言葉は早速原文で読みました。スタインベックの言葉は、困難な時でも人は助け合うことができる、という彼らしい、そしてアメリカ人らしい前向きさが良かったです。こういう面白いアイデアでもっともっとショーケース本を作って若い人たちを刺激してほしいな。グッジョブ、先生!読み友さんの感想を読んで。

  • くさてる

    アメリカで活躍した16人の文学者や活動家が残したエッセイや演説などを収録したもの。初めて知った名前の人も多く、内容も多岐にわたるけれど、興味深かった。特に選ぶなら、1900年発表の「あるインディアンの子ども時代の印象」(ズィトカラヤ=シャ)。これは全篇読みたいくらいに当時の生活の瑞々しいイメージに満ちていた。あと、スタインベックの「30年代についての覚え書き」もさすがの読み応えで面白く、これもまとめて読みたくなった。他のものもそれぞれに印象に残るフレーズや語句があり、読み応えある内容です。

  • MOTO

    図書館や書店の棚にも限界があって、並んでいるのは『売れ筋』の本が主だろう。身綺麗で時代に合っていて話題性があって思わず読みたい&欲しいと手にしてしまいそうな本達。では、それ以外の本達の行方は?本書はアメリカ植民地時代の1650年に出版された作品からごく最近の作品までを幅広く掲載。唯一ヘミングウェイの名は知っていたが他は誰一人知らない作品ばかり。だが、その時代を生きた人達の魂が言語化されたような声は力強く、背中を引っ張られ、危うく古い時代に引き戻されかけた。あの人達(名前は覚えられない)に出会えて良かった。

  • Ecriture

    『図書新聞』3561号に書評を寄せました。1650年から2019年まで、16本のエッセイを収録したアンソロジー。日本の読者に馴染みのない著述家をとりあげ、メジャー作家であれば読む機会の少ない文章を積極的に採用するという方針で編まれており、その編集姿勢自体が、言葉を効率的な情報と捉えることなく意識を別の時空と他者に明け渡す試みを体現している。刺激と挑発と煽りをフックとせず、こういう本をつくれるのは学会の強み。人種やジェンダー観の変遷を辿る資料にもなるし、日常を彩るユーモアに触れることもできる。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items