日本の呪術 MdN新書

繁田信一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784295202134
ISBN 10 : 4295202134
フォーマット
発行年月
2021年10月
日本
追加情報
:
287p;18

内容詳細

空海VS修円、安倍晴明VS式神。歴史民俗学者が考察する呪術の系譜。

目次 : 第1章 陰陽師の呪詛/ 第2章 呪詛を請け負う陰陽師/ 第3章 密教僧の呪詛/ 第4章 怨霊・悪霊になった密教僧/ 第5章 巫と法師陰陽師/ 第6章 奇妙な呪術者たちの奇妙な呪術/ 第7章 呪術の魅力

【著者紹介】
繁田信一 : 1968年、東京都生まれ。東北大学大学院文学研究科博士課程後期単位取得退学。神奈川大学大学院歴史民俗資料学研究科博士後期課程修了。現在、神奈川大学日本常民文化研究所特別研究員、東海大学文学部非常勤講師。専攻は歴史民俗資料学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • みこ さん

    日本における呪術の歴史。現在では人を呪い殺しましたと警察に出頭して門前払いされるが(ガリレオや相棒でそんな話があったような気がする)昔は本気で呪術が信じられていたからこそ人を呪ったら実質殺人罪。実際に刑罰も執行されている。だからこそ著名人が急死したら人々は「あいつ呪い殺されたんじゃない?」と噂されてしまう。病気とか疫病とか当時目に見えなかったものに対して納得のいく答えを求めた結果かもしれない。トリビアとしては安倍晴明は実は結構な高級官僚だった。終盤は筆者のオタク魂が少々暴走。

  • 寝落ち6段 さん

    呪詛が最も地位を得ていた平安時代。人数の増える貴族社会で抜きんでるために、蹴落とし合いが繰り広げられた時代。蹴落とされた側は恨み妬み嫉み、蹴落とした側はいつ復讐されるか恐々とした。病気や災害で苦しめば、それは呪術のせいだと恐怖心を抱き、その力に畏怖を覚え、式神という造形を与えた。呪術を司った陰陽師には、貴族しかなれない役人としての陰陽師と、民間の僧形の陰陽師がいた。それだけ横行すれば、民間のなんでも屋陰陽師が儲かるわけで。当時の人々の呪詛・呪術に対する認識がわかり、現代の呪術への認識と比較すると面白い。

  • NBかえる同盟 さん

    BSの「そっち系」の番組でゲスト出演していた著者と本書を知り、購入してみた。陰陽師、法師陰陽師、密教僧らの「呪詛」について、当時の文献を多く、また丁寧に引くことで紹介していく。こういう本が大好きなので、個人的にそう新しい発見は多くはなかったが、職業ー収入の観点から法師陰陽師を考察するところなど、結構面白く読めたところが多い。当時の文献を調べあげる生真面目な構成かと思いきや、章と章の間に「家庭の呪術」と称して、場面別の呪文が紹介されており、これはこれで愉快。

  • mittsko さん

    日本の呪術のあり方を、平安期、とくに中期を中心に網羅し全体像を描く歴史学の一冊。著者は、その道で知らぬ者のいない「裏」平安史学の泰斗。「おわりに」では、呪術こそが自分の関心の発端であり(漫画『孔雀王』がきっかけとの由)、中核なのだと述べられる。術者として取り上げられるのは、官人陰陽師、法師陰陽師、密教僧、巫、仙人、算置、人狗、相人など。最終章は比較呪術論で、人類にとっての呪術の普遍性が指摘される。「あいつを呪い殺すことができたら」という思い、「自分だけの」「ズルへの憧れ」などの情念にその根底を見る

  • skr-shower さん

    今でも”おまじない”の形で残っている呪術。実家が氏子になっている神社は、祭前に人型のお払いが配られて清めてから参加する。平安時代でなく身近だったわ…安倍晴明が官人陰陽師と表現するのは納得。比叡山を襲う怨霊ネズミの群れなんて、絵面が怖すぎます。

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人物・団体紹介

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繁田信一

1968年、東京都生まれ。東北大学大学院文学研究科博士課程後期単位取得退学。神奈川大学大学院歴史民俗資料学研究科博士後期課程修了。現在、神奈川大学日本常民文化研究所特別研究員、東海大学文学部非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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