がんこ長屋 人情時代小説傑作選 新潮文庫

縄田一男

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101397290
ISBN 10 : 4101397295
フォーマット
出版社
発行年月
2013年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
277p;16

内容詳細

蕎麦切りの名人だったお園は不貞を疑われ、奉公先を追い出されて…(「蕎麦切おその」)。女太夫が本気で惚れた乞食侍は花火造りに打ち込むが(「火術師」)。想いを寄せる下駄屋の倅は彼女の気持ちにてんで気づいてくれず(「下駄屋おけい」)。日本一の刀鍛冶になるべく全てを捨てた男を待っていた悲劇とは(「名人」)。職人たちの矜持が導く男と女の運命―。きらり技輝る、落涙小説六編を精選。

【著者紹介】
池波正太郎 : 1923年、東京・浅草生れ。小学校を卒業後、株式仲買店に勤める。戦後、東京都の職員となり、下谷区役所等に勤務。長谷川伸の門下に入り、新国劇の脚本・演出を担当。60年、『錯乱』で直木賞受賞。『鬼平犯科帳』『剣客商売』『仕掛人・藤枝梅安』の三大人気シリーズをはじめ、膨大な作品群が絶大な人気を博す。90年、急性白血病で死去

乙川優三郎 : 1953年、東京生れ。千葉県立国府台高校卒。専門学校を経て、国内外のホテルに勤務。96年に『薮燕』でオール讀物新人賞、97年に『霧の橋』で時代小説大賞、2001年に『五年の梅』で山本周五郎賞、02年に『生きる』で直木賞、04年に『武家用心集』で中山義秀文学賞をそれぞれ受賞

五味康祐 : 1921年、大阪・難波生れ。早稲田第二高等学院中退後、明治大学文芸科入学。学徒出陣し、復員後、各種の職業を転々としたのち、『喪神』により53年に芥川賞を受賞。以後時代小説作家として、剣豪小説のブームを作る。80年肺癌のため死去

宇江佐真理 : 1949年、北海道・函館生れ。函館大谷女子短期大学卒。95年『幻の声』でオール讀物新人賞を受賞。受賞作を含めた『幻の声 髪結い伊三次捕物余話』にて直木賞候補となる。2000年、『深川恋物語』にて吉川英治文学新人賞、01年『余寒の雪』にて中山義秀文学賞を受賞した

山本周五郎 : 1903年、山梨県生れ。横浜市の小学校を卒業後、東京木挽町の山本周五郎商店に徒弟として住み込む。26年、『須磨寺附近』が「文藝春秋」に掲載され、文壇出世作となった。43年、『日本婦道記』が直木賞に推されるも、受賞を固辞した。67年死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • KAZOO さん

    長屋シリーズの時代小説アンソロジー最後のものです。今回は6作品が収められています。池波、乙川、五味、宇江佐、山本、柴田さんの作品です。それぞれ職人技を得意とする主人公たちの話ですが、どれも甲乙つけがたい感じの作品です。特に私は最初の池波さん、宇江佐さん、五味さんの作品はとてもよかった気がします。印象に残りました。

  • じいじ@リハビリ & 懸命に減量中。 さん

     作者名を見ただけで面白そうな匂いがしてくるアンソロジーだ。六篇どれも独特の味わいで言うことなし。選者の巧さが光ります。面白さの順位は、読み手の好みで決めればよいのではないだろうか。私の好みで選ぶと…。武士の道を捨て陶工に命を懸ける男の人生観と、夫と妻のモノの価値観の違いを丹念に描いた乙川優三郎の【柴の家】と、江戸深川を舞台に、娘おけいと下駄屋の勘当息子との淡い恋路を感動的に描いた宇江佐真理の【下駄屋おけい】の二篇が好きだ。大御所・池波正太郎、五味康佑、山本周五郎、柴田錬三郎は直に味わっていただきたい。

  • アッシュ姉 さん

    読友さんおかげで苦手意識を克服しつつある時代小説。大御所作家さんの人情ものが読みたくて、まずはアンソロジーから。優さん以外はお初。以下、ちょこっとレビュー。池波先生=読みやすさに驚く。主人公の奇抜な生き方をもっとみてみたかった。乙川先生=既読の短編だったが、美しい文章にあらためて感嘆。五味先生=解説必見。宇佐江先生=読みやすく親しみやすい。山本先生=素晴らしい。一目惚れならぬ一読み惚れしました。柴田先生=いやはや面白い。もう夢中で読みました。さすがは傑作選だけあってどれも読み応えがあった。

  • sin さん

    この世に生を受けてその意味を問いかけるとき怠惰に逃げるか、忘我の境地で何かに打ち込むか…畢竟、人は己の弱さゆえに技を磨くのだろうか?池波:数奇な運命を持った女性の行く末の意外性。乙川:人は己の境遇に満足を知らない。五味:女太夫の生き様と念願成就の際の皮肉な運命が光る。宇江佐:小気味よい恋愛小説。山本:世間を問う前に先ずは己を…という教え。柴田:名人は人を越えようとして人に落ち着く。選者の“がんこ長屋”という名づけは体を表したものではないが、作品の鑑定眼は確かなものでどれも名品といえる作品が軒を並べている。

  • 文庫フリーク@灯れ松明の火 さん

    がんこな職人もの6編収録。清廉潔白を貫こうとして絶望する武士へ「廉直、正真は人に求めるものではない」と諭す老人に、論語の「人の己を知らざるを患えず、人を知らざるを患うるなり」(他人が自分の実力を認めてくれない事を気にするな。自分が他人の実力を十分に理解していない事をこそ苦にせよ)が浮かぶ山本周五郎さん「武家草鞋」傑作とは言い難いのだが、なぜか一番心に残る。蕎麦切りの女名人描いた池波正太郎さん「蕎麦切おその」武士の身ながら陶芸の道を歩む乙川優三郎さん「柴の家」女太夫が惚れた貧乏浪人の、夜空に咲かす大輪の花→

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人物・団体紹介

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縄田一男

1958(昭和33)年、東京生れ。専修大学大学院文学研究科博士課程修了。歴史・時代小説を中心に文芸評論を執筆。’91(平成3)年に『時代小説の読みどころ』で中村星湖文学賞、’95年に『捕物帳の系譜』で大衆文学研究賞を受賞。著書のほか、編者を務めたアンソロジーも多数(本データはこの書籍が刊行された当時

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