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総括 戦後公安事件秘録

緒方重威

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784093891998
ISBN 10 : 4093891990
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

総括 戦後公安事件秘録

2025年3月で、オウム真理教による地下鉄サリン事件から30年を迎える。
当時、公安調査庁長官として捜査を担った緒方重威氏は91歳を迎えた。「思えば国家転覆を謀る勢力と戦い続けた日々だった」。
そう振り返る緒方氏が、自身が担った戦後の重大公安事件を総括する。
東大闘争、よど号ハイジャック、新宿騒擾事件、三菱重工ビル爆破事件、そして地下鉄サリン事件まで、最後の生き証人となった緒方氏が見た革命勢力との対峙風景。

【著者紹介】
緒方重威 : 1934(昭和9)年、愛知県生まれ。早稲田大学法学部卒業。23歳で司法試験に合格し、検事任官。甲府地検、東京地検などを経て、1984年に公安調査庁調査第二部長として在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の調査を担当。最高検察庁公安部長、公安調査庁長官を経て、1995(平成7)年に仙台高検検事長に。広島高検検事長を最後に定年退官し、弁護士となる。2005年(平成17)年瑞宝重光章受章(後に自主返納)

竹中明洋 : 1973(昭和48)年、山口県生まれ。NHK記者、衆議院議員秘書、「週刊文春」記者などを経てフリージャーナリストに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • パトラッシュ

    公安検事として著者が関わった数々の事件については、すでに多くの本が出ており特に新事実は見当たらない。当時の検察が官僚組織として、内部での意見対立や警察・政治との関係についてどう対応したかなどは興味深かった。むしろ公安調査庁長官まで務めた公安のプロである著者が、日本人拉致が明らかになって事実上のスパイ・テロ組織と認定されていた朝鮮総連との接触を古巣に連絡しなかったのか理解できない。あまりに杜撰な言動は、インテリジェンスマスターを自任する者とは思えなかった。なのにこんな本を出したのは別の目的があってのことか。

  • チェアー

    すごく新しいことは書かれていない。オウムにせよ、70年安保、赤軍、北朝鮮にせよ、公になっていることがほとんどだろう。相変わらず誤植が多い。

  • みんな本や雑誌が大好き!?

    警察が現場に足を運ぶのは当然ですが、検事も現場に足を運ぶとはあまり認識していませんでした。週刊誌のアンカーのように、編集部で「足」(取材記者・犯罪捜査だと警官?)がもってくるデータをまとめて処理し記事にしたてるように、検事も、検察庁に待機し、「足」(警官)が逮捕した被疑者や用意した捜査資料をもとに「起訴」「不起訴」を決め、起訴したら裁判所に出廷して丁々発止のやりとりをする……ものだと思っていました。ところが、結構、緒方検事はデモなどの現場に足を運び、警察と学生との衝突現場もつぶさに観察しています。

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