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生のみ生のままで 上 集英社文庫

Risa Wataya

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087443950
ISBN 10 : 4087443957
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2022
Japan

Content Description

【第26回島清恋愛文学賞受賞作】

「私たちは、友達じゃない」

25歳、夏。恋人と出かけたリゾートで、逢衣(あい)は彼の幼なじみと、その彼女・彩夏(さいか)に出逢う。芸能活動をしているという彩夏は、美しい顔に不遜な態度で、不躾な視線を寄越すばかりだったが、四人で行動するうちに打ち解けてゆく。
東京へ帰った後、逢衣は彩夏と急速に親しくなった。やがて恋人との間に結婚の話が出始めるが、ある日とつぜん彩夏から唇を奪われ、「最初からずっと好きだった」と告白される。

彼女の肌が、吐息が、唇が、舌が、強烈な引力をもって私を誘う――。
綿矢りさ堂々の新境地! 女性同士の鮮烈なる恋愛小説。


【著者紹介】
綿矢りさ : 1984年京都府生まれ。早稲田大学教育学部卒業。高校在学中の2001年『インストール』で第38回文藝賞を受賞し、デビュー。04年『蹴りたい背中』で第130回芥川龍之介賞、12年『かわいそうだね?』で第6回大江健三郎賞を受賞、20年『生のみ生のままで』で第26回島清恋愛文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 優希

    第26回島清恋愛文学賞受賞作。夏のリゾートで出会った逢衣と彩夏は、東京で再会してから付き合うことになります。彼氏がいても関係なく、どんどん彩夏に惹かれていく逢衣。女性同士の恋愛へと導かれていくのですね。綺麗な鯉模様に惹かれました。下巻も読みます。

  • 佐島楓

    これは感想が難しい作品だな……。下巻に続く。

  • 優希

    再読です。夏のリゾートで出会った逢衣と彩夏。お互い彼氏がいるのに惹かれるものがあったのでしょうね。東京で再会してから付き合うことになります。どんどん惹かれあい溺れていく。百合ですが、糖度が高くないので普通の恋愛小説として読めました。2人には幸せになって欲しいです。下巻も読みます。

  • おっしー

    逢衣と彩夏。女性同士の恋愛を描いた物語。逢衣って名前、字面がロマンチックで好き。意外にもというか真っ直ぐ恋愛をしているのが印象的。同性だからといって普通の恋愛も何が変わるわけでもなく、ちゃんと将来を思ったり嫉妬もしたりする。そして何より描写がエッチすぎる…。純粋に性的な描写もそうだけど、女性としての色気とか魅力がバリバリ描かれている感じが綿矢りさがそこを思いっきり表現したかったのかなと。上巻では割と楽しそうな2人の暮らしを見れたけど、終盤は不穏な展開に。2人が幸せな人生を送れるのかどうか。下巻を読む。

  • 織葉

    作者さん初読。表現力が半端ない。恋する表現がまさにそれ!という感じで、なにこれすごい!と始終ワクワクしながら読んでいた。恋の始まりに理由はない。恋をすることに理由なんてない。恋は複雑なようでシンプルで、シンプルなようで複雑だ。ただ好きだから、それだけだと思う。恋した相手がたまたま同性なだけだった、それだけなのに今の世間はあまりにも薄情だ。私も自分に従って、彼女らのようなありのままの恋をしてみたい。次は下巻。多くの人と同じように、ラストがハッピーエンドであることを願う。少しの不安と緊張を抱えながら、次巻へ。

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