奇面館の殺人 講談社ノベルス

綾辻行人

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784061827387
ISBN 10 : 4061827383
フォーマット
出版社
発行年月
2012年01月
日本
追加情報
:
425p 18cm

内容詳細

奇面館主人・影山逸史に招かれた六人の男たち。館に伝わる奇妙な仮面で全員が“顔”を隠すなか、妖しく揺らめく“もう一人の自分”の影…。季節外れの吹雪で館が孤立したとき、“奇面の間”に転がった凄惨な死体は何を語る?前代未聞の異様な状況下、名探偵・鹿谷門実が圧巻の推理を展開する。名手・綾辻行人が技巧の限りを尽くして放つ「館」シリーズ、直球勝負の書き下ろし最新作。

【著者紹介】
綾辻行人 : 1960年、京都生まれ。京都大学教育学部卒業。同大学院博士後期課程修了。在学中は京大推理小説研究会に所属する。87年、『十角館の殺人』でデビュー、“新本格ムーヴメント”の嚆矢となる。92年、『時計館の殺人』で第45回日本推理作家協会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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館シリーズは読者がハードルを上げすぎてい...

投稿日:2013/01/09 (水)

館シリーズは読者がハードルを上げすぎている嫌いがあるが、綾辻行人は真っ向から取り組んで作品を仕上げてくれていると思う。新本格の矜持を感じる。館の招待客は全員「仮面」をかぶるという設定が現実にあったとして、 むしろ事件が起こらない方がおかしいと思ってしまうほど、定番の設定だが単純に面白かったし、楽しい時間を有り難うと言いたい。しかし男祭り過ぎて、BL要素がある訳でもないのに女子度が低かったなぁ。

suneo さん | 神奈川県 | 不明

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吹雪の山荘、館の主人に招待された人々、奇...

投稿日:2012/12/18 (火)

吹雪の山荘、館の主人に招待された人々、奇面、とミステリ好きならわくわくせずにはいられない要素が詰まっています。 中でも本作のカギとなるのは登場人物たちが被らされる「仮面」。仮面の意味は?仮面の下の顔は?そもそも仮面の下にいるのは自分の思っている通りの人物なのか?仮面の下で笑っている犯人はいったい誰?―読者も登場人物たちもこの「仮面」に翻弄されてしまいます。 しかし館シリーズも本作で9作品目、ミステリフリークとして私も自分なりに裏を読み推理しながら読みすすめていきます。・・・が、それこそ作者の思うつぼ、気付けばまんまと術中にはまり転がされていました。 そして物語のラスト、緻密に張り巡らされた伏線がつながり一つのロジックが浮かび上がってくる様は圧巻です。 評価は、これぞ本格という見事なトリックながらも物語の重要な部分を“偶然”に頼ってしまっているという点で☆マイナス1個というところでしょうか。 さて、十角館に始まった綾辻行人の館シリーズも残すところあと1作。ファンとしてはこれまでの集大成となるような「館」を期待します。

ふじこ さん | 福岡県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ダイ@2019.11.2〜一時休止 さん

    館その9。パズラー的本格派で面白かった。次回の10作目で本当に完結するのか?楽しみです。

  • takaC さん

    何を推理して何に驚くべきなのか、カチッとスイッチが入らなかった。

  • そのぼん さん

    長かった…。けど、館独特の不気味さに惹かれて一気読みでした。仮面も、物語の雰囲気作りに多大な影響を与えていて、なんとも言えない効果を醸し出していました。最後まで予測不可能で、面白かったです。

  • 白銀 さん

    館シリーズの最新刊。今までの館シリーズのことも触れてあり、ニヤリとさせられることもしばしばありました。探偵役のあの人も活躍し懐かしい気分になりました。欲張れば、もう少しクローズドサークル特有の緊迫感があれば良かったかなと思います。

  • PSV さん

    「新本格の庭で遊ぶ」の言葉通り、積み重ねられたロジックと、意匠の凝らされた舞台装置、怪しげな登場人物に名探偵。おまけに館にメイドに執事ときたもんだ。これ以上ない、新本格的な新本格。ただ、もう少し機械トリックというか、物理トリックが絡むと面白かったかも。もちろん、退屈はしなかったし、「新本格の庭」に浸る事は出来ました。さあ、残すところあと一館。新本格の旗手の最後の館が、どんな装いで登場するか、さらには、その後の新本格の動向にも注目したい。  ★★★☆☆

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人物・団体紹介

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綾辻行人

1960年京都府生まれ。京都大学教育学部卒業、同大学院博士後期課程修了。87年に『十角館の殺人』で作家デビュー。これを引き金に巻き起こった「新本格ムーブメント」は、推理小説界の一大潮流となった。92年には『時計館の殺人』で第45回日本推理作家協会賞を受賞。「館」シリーズを代表とする本格ミステリを書き

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