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雨のやまない世界で君は

綾崎隼

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784022520937
ISBN 10 : 4022520930
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

隕石の衝突により、雨のやまなくなった北半球。晶と娘の茜は、ある事件をきっかけにスラムで暮らす高校生の樹希と行動を共にするようになる。ある日、樹希が秘め続けてきた思いを知った晶は、かつて自身が経験した哀しい恋に思いを馳せて…。希望の見えない日々に、時を超えて紡がれる、切ない愛の物語。

【著者紹介】
綾崎隼 : 1981年新潟県生まれ。2009年、「夏恋時雨」で第16回電撃小説大賞選考委員奨励賞を受賞してデビュー(刊行時は『蒼空時雨』に改題)。21年『死にたがりの君に贈る物語』で第1回けんご大賞〈ベストオブけんご賞〉を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • えんちゃん

    表紙が怖い。そして読んだ後はさらにこの女性が嫌いになった。ごめんよ。隕石が地球に衝突。以後ずっと雨が降り続く世界で、愛を貫いた女性の恋愛物語。隕石衝突系、流行ってますね。綾崎さんお得意の「誰」と「嘘」の謎に引っ張られ、気付けば一気読み。デストピアでも愛する心は決して消えない。それは生きる希望となる。わかるよ。わかるんだけども。振り回される男の方はたまったもんじゃないなぁと。

  • シャコタンブルー

    もうすぐ隕石が地球に衝突する。そんな設定は何冊も読んでいるが、一風変わっているのはパニックにならずに平常通りに学校に通う生徒がいることだ。理解不能だが何となく分かる気もする(笑) プロローグと中盤までの展開に違和感を抱くが、次第に解明していく展開は鮮やかだ。極限状態におかれて初めて愛情の深さを認識する人もいれば犯罪に至る人もいる。希望を失った世界でも愛する人を思う気持ちは深い。生と死の狭間にゆれる人間ドラマだったが・・生きることへの渇望や信念があまり伝わってこなかった気がする。

  • アーちゃん

    初出第一部・第二部第一話「小説トリッパー」、第二部第二話〜終幕「Web TRIPPER」。2025年発行、初読みの作家。氷の彗星が北半球に衝突、その影響により雨のやまない世界となった日本。読みやすい文章と設定に手にとったけれど、第一部の高校教師相原が主人公のところまでは面白かったのに対し第二部、小夜子がメインになってからだんだん失速。大厄災の世界がどうも上っ面に思え、また小夜子の恋する思いがつらつらと書いてあるのだけど感情移入ができずむしろ娘の茜と樹希に同情を感じた。この話なら大厄災でなくても良いと思う。

  • 和尚

    面白かった!是非お勧めしたい一作 砕けた彗星が降り注ぎ世界的な災害が起こった後の世界。雨が止まなくなった日本を舞台に、災害直前直後の過去と災害から22年後の現在の視点を行き来しながら少しずつ全容が見え、そこから更に未来へと向かう構成。 ゆっくりとした絶望漂う空気の、それでいて滅びでは無い世界における、太陽の光を体感として知る世代と知らない世代を表しながら、それぞれの人を想う心と嘘。 のめり込むように読み進めて、心地よい終わり方が好きでした。懐かしくも花鳥風月シリーズを思い起こさせてくれる作品でしたね。

  • よっち

    隕石の衝突で崩壊した世界。高校生の娘・茜と母の小夜子は、ある事件をきっかけにスラムで暮らす樹希と行動を共にする物語。隕石の衝突以前に高校生の小夜子が抱いた淡い想い。そして隕石が衝突したことにより崩壊した世界を何とか生き延びた彼女の現在地と、これまでの出来事が浮き彫りになる展開で、世界が崩壊した人々が直面する容赦のない現実が描かれる中、茜や樹希とのかけがえのない絆が感じられるからこそ、移住計画で突きつけられる残酷な条件とそれぞれの選択には胸が締め付けられましたし、彼女たちが迎えた結末には救われる思いでした。

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