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幽世の薬剤師 2 新潮文庫nex

紺野天龍

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784101802534
ISBN 10 : 410180253X
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2022
Japan

Content Description

幽世。鬼や神霊などの「怪異」と人が共存する異世界に偶然迷い込んだ空洞淵霧瑚は、漢方診療科の薬剤師という経験を生かし、街で起きた不可解な「吸血鬼」事件を解決に導く。そして、そこで出会った巫女・御巫綺翠の勧めに従い、慣れない異界暮らしを始めるが、今度は「神の子が宿る」伝承がある村から、助けを求められ…。現役薬剤師が描く漢方×異世界×医療ミステリー、第2弾。

【著者紹介】
紺野天龍 : 1985(昭和60)年、東京生れ。2018(平成30)年、電撃小説大賞応募作「ウィアドの戦術師」を改稿・改題した『ゼロの戦術師』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • よっち

    漢方診療科の薬剤師という経験を生かし、街で起きた不可解な「吸血鬼」事件を解決に導いた空洞淵。今度は「神の子が宿る」伝承がある村から助けを求められる第二弾。ミヅチの怒りを鎮めるために年一回選ばれた花嫁が妊婦となってしまう村で、姉を救うべく助けを求める妹の依頼。過去の事例を当たることで気づいた伝承の変容、そして怪異を祓える綺翠にフォローされながら漢方に精通した霧瑚が意外な方向からのアプローチで真相に迫る展開はなかなか良かったです。月詠の行動には未だ謎も多いですが、綺翠と霧瑚の距離感もいい感じになってきました。

  • さっちゃん

    シリーズ第2弾。前作に引き続き「科学よりも神秘が、論理よりも怪異が身近な」幽世で医学の知識を使って怪異の謎に迫る。今回は極楽街から遠く離れた隠れ里の神籠村が舞台。村を豊かで平和に守るかわりに、毎年一人の娘を花嫁にするミズチ様。花嫁は神の子を身籠り、やがて血を吐き死ぬという。姉が花嫁に選ばれたことで助けを求めに来た花喃とともに、空洞淵と綺翠は旅の夫婦を装い村へと向かう。/空洞淵と綺翠の新婚ごっこや距離感が微笑ましくてニヤニヤが止まらない。新たな仲間も加わってますます今後の展開が楽しみ。もう次巻が待ち遠しい。

  • はなりん

    噂や信仰から怪異が発生する世界。ミズチの子を宿し亡くなる女性がいる隠れ里ヘ出向く漢方薬剤師の霧瑚と巫女の綺翠。怪異の正体は判明したけど、実体がないので、スッキリ解決って感じではない。槐がいいキャラで仲間になりそうなので楽しみ。月詠が悪役かと思ってたけど、そうでもなさそう。どんな思惑があるのかしら?霧瑚を連れてきた意味に繋がるんだろうけど。

  • うまる

    続編。極楽街から離れて神がかりな伝承がある村へ。ということで、街の外にも世界が広がって、更に楽しくなってきました。綺翠より穂澄推しなので、出番が少ないのはちょっと残念だったけど。今回も現実世界の現象との兼ね合いが巧いです。その辺りはなにを書いてもネタバレになりそうなので割愛。月詠の狙いが何なのか、ますます気になる展開も良かったです。最後はニヤニヤしながら読了。←たぶんみんなそうなる 紺野先生、単独本10冊目おめでとうございます♪

  • kitten

    図書館本。幽世の薬剤師2巻。今回は、神の子を宿るというとんでもない怪異の謎に挑む。なんか、薬剤師が現在の科学的知見を活かして解決、というのではなくて、論理の力で何とかしていく。ツキヨミが何をしたいのかはともかく、ラストの反転はなかなか面白かった。続きも読んでいく。評価、星3。続編の方が面白いって、なかなかないよ。

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