Product Details
ISBN 10 : 4480069046
Content Description
現代の世界で、平和はいかにして実現可能か。日本の安全は、どうすれば確保できるのか―。安保関連法をめぐる激しい論戦にもかかわらず、こうした肝要な問いが掘り下げられることはなかった。これらの難問を適切に考えるには、どのような場合に戦争が起こるかを示す歴史の知見と、二一世紀の安全保障環境をめぐるリアルな認識とが、ともに不可欠である。国際政治・外交史の標準的見地から、あるべき安全保障の姿と、そのために日本がとるべき道筋を大胆かつ冷静に説く、論争の書。
目次 : 1 平和はいかにして可能か(平和への無関心/ 新しい世界のなかで)/ 2 歴史から安全保障を学ぶ(より不安定でより危険な世界/ 平和を守るために必要な軍事力)/ 3 われわれはどのような世界を生きているのか―現代の安全保障環境(「太平洋の世紀」の日本の役割/ 「マハンの海」と「グロティウスの海」/ 日露関係のレアルポリティーク/ 東アジア安全保障環境と日本の衰退/ 「陸の孤島」と「海の孤島」/ 対話と交渉のみで北朝鮮のミサイル発射を止めることは可能か/ カオスを超えて―世界秩序の変化と日本外交)/ 4 日本の平和主義はどうあるべきか―安保法制を考える(集団的自衛権をめぐる戦後政治/ 「平和国家」日本の安全保障論/ 安保関連法と新しい防衛政策/ 安保法制を理性的に議論するために)
【著者紹介】
細谷雄一 : 1971年千葉県生まれ。慶應義塾大学法学部教授。立教大学法学部卒業。英国バーミンガム大学大学院国際関係学修士号取得。慶應義塾大学大学院法学研究科政治学専攻博士課程修了。博士(法学)。北海道大学専任講師などをへて現職。『戦後国際秩序とイギリス外交』(創文社)でサントリー学芸賞、『外交による平和』(有斐閣)で政治研究櫻田會奨励賞、『倫理的な戦争』(慶應義塾大学出版会)で読売・吉野作造賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
Customer Reviews
Book Meter Reviews
こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。
powered by
nnpusnsn1945
読了日:2021/11/28
kawa
読了日:2016/09/17
ネムル
読了日:2020/03/01
sayan
読了日:2016/09/19
ふぇるけん
読了日:2016/08/17
(外部サイト)に移動します
Recommend Items
Feedback
Missing or incorrect information?
Product information of this page .

