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格闘技が紅白に勝った日 2003年大晦日興行戦争の記録

細田昌志

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065379264
ISBN 10 : 4065379261
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2024
Japan

Content Description

2003年の大晦日、TBS、日本テレビ、フジテレビがいずれもゴールデンタイムに格闘技興行を放映した。なかでも、TBSが放送した「K-1Dynamite!」のメインイベントとして行われた「曙太郎vs.ボブ・サップ」の試合は、元横綱の総合格闘技デビュー戦でもあり注目を集めた。そして、曙が豪快にマットに沈んだシーンでは、裏番組のNHK紅白歌合戦を視聴率で上回る快挙となった。
だが、派手な興行戦争の裏側では、選手の引き抜き、ギャラ交渉、放映権問題などを巡り、テレビ局、格闘技団体、選手、さらには興行に関わる裏社会の人間たちによる虚々実々の駆け引きが行われていた。決して表に出なかった内幕を徹底した取材で浮き彫りにする。


【本書の内容】
序章 フジテレビショック
第1章 史上最大の格闘技ワールドカップ
第2章 石井和義逮捕
第3章 ミルコ・クロコップという奇跡
第4章 あの夏のタイソン
第5章 今年は日本テレビが中継
第6章 曙太郎対ボブ・サップ
第7章 猪木、雲隠れ
第8章 ヒョードル来日
第9章 大晦日狂騒曲
第10章 格闘技が紅白に勝った日
終章 勝者なき戦争

【著者略歴】細田昌志(ほそだ・まさし)
1971年岡山市生まれ、鳥取市育ち。鳥取城北高校卒業後、中華料理店勤務、代行業、代筆業、結婚式の司会、リングアナウンサーなど職を転々としたのち、CS放送「サムライTV」の格闘技情報番組のキャスターに就任。その後、放送作家をへて作家に。3作目のノンフィクション『沢村忠に真空を飛ばせた男 昭和のプロモーター・野口修評伝』(新潮社)で第43回講談社 本田靖春ノンフィクション賞を受賞、近著『力道山未亡人』(小学館)で第30回小学館ノンフィクション大賞を受賞。

【著者紹介】
細田昌志 : 1971年岡山市生まれ、鳥取市育ち。鳥取城北高校卒業後、中華料理店勤務、代行業、代筆業、結婚式の司会、リングアナウンサーなど職を転々としたのち、CS放送「サムライTV」の格闘技情報番組のキャスターに就任。その後、放送作家をへて作家に。3作目のノンフィクション『沢村忠に真空を飛ばせた男 昭和のプロモーター・野口修評伝』(新潮社)で第43回講談社本田靖春ノンフィクション賞を受賞、近著『力道山未亡人』(小学館)で第30回小学館ノンフィクション大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ma-bo

    格闘技が紅白に勝った日。瞬間視聴率とはいえ紅白歌合戦を越えたのが表紙になっている「曙太郎vs.ボブ・サップ」で曙がマットに沈んだシーン。2003年の大晦日は、TBS、日本テレビ、フジテレビがいずれもゴールデンタイムに格闘技興行を放映した。その裏側での選手の引き抜き、ギャラ交渉、放映権問題。テレビ局、格闘技団体、選手、さらには興行に関わる人たちによる駆け引き。決して表に出なかった内幕を徹底した取材で浮き彫りにする一冊。

  • hideto

    目を惹くタイトルと、何よりリングに倒れている元横綱曙の表紙に誘われて読み始め。20数年前、大晦日に起こった日本テレビ、TBS、フジテレビによる三つ巴の格闘技戦争を巡るノンフィクションです。なぜ、格闘技イベントが3つも行われたのか?そしてなぜ曙vsボブ・サップという対戦が実現したのか?今だから語れることも多くあり、本当に興味深く読ませてもらいました。そして、著者が「力道山未亡人」の方だったと知り、この面白さも納得。格闘技とは言わず、ぜひ新しい著作を心待ちにしたいです。

  • zirou1984

    00年前半の総合格闘技ブームは本当に凄かった。特にプロレスラーの桜庭和志がグレイシー一族に連勝していた00年以降の盛り上がりは尋常ではなく、それがピークに達した03年の大晦日、紅白の裏で3つもの放送局が格闘技を放送した日の背景を追ったドキュメンタリー。数字と私情ばかり優先するテレビ局の体質、悪辣なプロモーター、ネームバリューを利用され続けるだけの猪木とツッコミ所が無数にありつつ、「当日にゴングない事件」「8万ドルのハーモニカ演奏」で爆笑してしまった。団体の幕切れは周知の通りだけど盛者必衰の理を感じさせる。

  • Eiki Natori

    曙VSサップ、ヒョードルVS永田、吉田VSホイスを全部覚えているからチャンネルをハシゴしたのは間違いない。大晦日に格闘技が民放3局で放送されたのは、93年のK-1が翌年のサッカーW杯より注目されず、翌年UFCやVTJも話題にならない悔しさを持っていた私には10年越しの「夢」みたいな話だったが、内情はテレビ局、暴力団、フィクサーの連中の汚い戦いの中にあった。結果テレビ局が撤退、日本の格闘技衰退に繋がったわけだが、その顛末が当事者への取材により事細かに記録された一冊。紅白を倒すコンテンツだったのに惜しまれる。

  • ジュンジュン

    猪木祭り後のカウントダウンイベント・猪木の「108つビンタ」。興奮した観客が押し寄せてきた。「下りろ、バカヤロー。よし、この野郎、やってやる」…客を一人ずつ張り飛ばしていくが、もはや気合を入れる為ではなく、向かってくる敵をなぎ倒すための鉄拳制裁と化した。猪木VS観客、前代未聞の異種格闘技戦。←曙VSサップよりこっちを見たかった(笑)。

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