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頼朝の武士団 鎌倉殿・御家人たちと本拠地「鎌倉」 朝日新書

細川重男

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784022951472
ISBN 10 : 4022951478
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

日本史上・空前絶後の万馬券“平家打倒”に賭けた源頼朝。仁義なき流血抗争を生き抜いた北条義時。2人の真実が解き明かされる!源平合戦、幕府創設、承久の乱研究の決定版。

目次 : プロローグ―物騒な主従漫才/ 1 流人の生活(伊豆配流/ 頼朝の家系/ 頼朝の幼・少年期/ 支援者たち/ 家臣/ 家庭/ 頼朝流人時代の武家社会)/ 2 ドキュメント・鎌倉入り/ 3 「オレたちの町」鎌倉/ 4 御家人たちの「溜まり場」鎌倉幕府(仲間意識を醸成した都市鎌倉/ 仲が良いけどケンンカする御家人たち)/ 5 御家人たちのハートを掴んだ頼朝/ 6 故郷としての都市鎌倉/ エピローグ―鎌倉幕府の青春時代/ 付編 頼朝の後、後の頼朝

【著者紹介】
細川重男 : 1962年東京都生まれ。立正大学大学院文学研究科史学専攻博士後期課程満期退学。博士(文学)。現在、國學院大學非常勤講師、中世内乱研究会総裁(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • きみたけ

    著者は、國學院大學非常勤講師、中世内乱研究会総裁の細川重男氏。日本史上、空前絶後の万馬券「平家打倒」に賭けた源頼朝と仁義なき流血抗争を生き抜いた北条義時。源平合戦・幕府創設・承久の乱、2人の真実が解き明かされる一冊。著者の現代語訳がちょいちょい面白く、「やんちゃ」な坂東武者たちをまとめた手腕が光ります。2022年大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の主人公の北条義時について、頼朝の後継者として詳しく言及しています。

  • 六点

    消滅した洋泉社版も所持している、細川重男先生の古文書超訳っぷりで名高い一冊。これが駄目なら、橋本治はどうなんだと、思わなくはない昭和の男。ただ、佐殿の親分っぷり、特に小代氏や熊谷直家の例を見るに、そこそこ大きな企業の社長が、ぬこ田のようなダメ社員の名前や、美点を知っていたら、感激するだろうと思う。まぁ、実際には末端社員とか書くような会社にしか在籍経験はないが。増補分の頼朝の死以降承久の乱までの、幕府内訌になると、急激に暗い話が続く。北条義時の様な巻き込まれ人間は、歴史上多く居たのだろう。兎に角、お勧めだ。

  • ホークス

    2021年刊(元本は2012年刊)。源頼朝の実像とその時代。当時の武士は、@貴族や大寺社から荘園の徴税を請け負い、Aできれば朝廷の地方官になって権限を得、Bできれば上層武士(平氏や源氏)とつながって権威を得、Cでも最後は武力が頼り、と理解した。乳母の存在が大切なのは、その夫を後見役、息子を家臣にすれば武士団を創建できたから。武士たちの集う鎌倉の雰囲気、残虐かつユルい時代の空気がよく分かる。頼朝も、根は呑気な人だったらしい。現代語で再現された会話がとても面白く、『鎌倉殿』は本書の元本を参考にしてると思う。

  • Book & Travel

    鎌倉時代の本は結構読んだが、大河を見ていて改めて新しい本を読みたいと思い手にした一冊。歴史新書yから出ていたのが、大幅に加筆し再刊されたもの。著者の他の著作でもあったが、鎌倉武士達の台詞をヤンキー調に意訳し、時代の雰囲気を伝えている。これがなかなか分かり易く面白い。再刊部分は頼朝と後家人達の関係を様々なエピソードから明らかにし、増補部分は頼朝死後の後家人の争いを描いている。「鎌倉殿〜」の時代を網羅していると言えおすすめの一冊。駄目な所も多いが魅力ある人蕩しの大将という頼朝像は、ドラマとは違うが納得できる。

  • yyrn

    大河ドラマ『鎌倉殿の13人』とは頼朝急死後、若い2代目頼家を支える(という口実の下)13人の合議体制を示す言葉と知ったが、この本では、道半ばで頼朝という要が亡くなると13人の抗争が激化し、やられる前にやるという話が続き、次々とだましだまされ非業の死を遂げていくが、作者の軽妙なたとえ話(幕府を構えた鎌倉はヤンキー部員たちのたまり場のような部室だとか)や「吾妻鏡」の超意訳をさらにヤンキー言葉で表すことでだいぶ読みやすく、時代の雰囲気まで伝わって来たが(脚本家三谷幸喜はこの本を読んで着想を得たのではないかw)⇒

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