折れた竜骨 上 創元推理文庫

米澤穂信

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784488451073
ISBN 10 : 4488451071
フォーマット
出版社
発行年月
2013年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
290p;15

内容詳細

第64回 日本推理作家協会賞受賞作
ミステリが読みたい!2012年版 国内篇 第1位
2012本格ミステリ・ベスト10 国内ランキング 第1位
このミステリーがすごい!2012年版 国内篇 第2位
<週刊文春>2011ミステリーベスト10 国内部門 第2位


ロンドンから出帆し、北海を三日も進んだあたりに浮かぶソロン諸島。
その領主を父に持つアミーナは、放浪の旅を続ける騎士ファルク・フィッツジョンと、その従士の少年ニコラに出会う。
ファルクはアミーナの父に、御身は恐るべき魔術の使い手である暗殺騎士に命を狙われている、と告げた……。
いま最も注目を集める俊英が渾身の力で放ち絶賛を浴びた、魔術と剣と謎解きの巨編!

【著者紹介】
米沢穂信 : 1978年岐阜県生まれ。2001年、『氷菓』で第5回角川学園小説大賞奨励賞(ヤングミステリー&ホラー部門)を受賞しデビュー。2011年、『折れた竜骨』で第64回日本推理作家協会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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 『氷菓』をはじめとして日本を舞台にした...

投稿日:2013/12/08 (日)

 『氷菓』をはじめとして日本を舞台にした作品を発表してきた著者の異色作。『第64回日本推理作家協会賞受賞ほか、各種年末ミステリ・ランキング上位を総嘗めにした話題作』との惹句に目を引かれて読み始めた。  舞台は今までの小説の舞台だった平成以降の日本とは大きく時空の離れた12世紀のイングランド。しかも本土ではなく北海に浮かぶ離島での物語。これだけでも驚くが、なんとこの世界は魔術・呪術が存在する世界なのである! 正直「魔術・呪術が存在したらなんでもありじゃん。それで日本推理作家協会賞をもらえるの?」と思ってしまった。  しかし、読み進めるにつれ本当に唸った。魔術・呪術が存在する世界でも立派に論理的な推理が成立することを思い知らされる。しかも、結末までにいろいろ悲劇的な出来事もあるものの、この作者にしては幕切れに前向きな余韻が満ちていて、爽やかな読後感にとても満足させられた。  『ランキング上位を総嘗め』なんて眉唾と思ってしまう作品もあるが、これは間違いなく『ランキング上位を総嘗め』と名のるのに相応しい。

ひばりの舌 さん | 佐賀県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • はぐ さん

    なんという新感覚!剣士や魔術師が登場する中世ファンタジーを舞台に、殺人犯を追い詰める本格推理ものだった。この絶妙な混ざり具合と読者をぐいぐい引き込む世界観の構築が素晴らしい。上巻ではまだ謎は解けず、本のタイトルの意味もわからないまま。一気に読んでしまいたい徹夜本。

  • まりも さん

    北海に浮かぶソロン諸島の領主を父に持つアミーナが、放浪の旅を続ける騎士ファルクとその従者の少年・ニコラに出合う事で始まる物語。これは素晴らしい。十字軍時代のヨーロッパを舞台に、剣と魔法と謎解きを融合して来るとは思いもしませんでした。魔法が万能の存在ではなく、その魔法で何が出来るのかという事が決まっている為、ファンタジーとしての楽しみとミステリーとしての楽しみの両方を味わえるのが良いですね。この魅力的な世界観に一度引き込まれると先の展開が気になってしまい一気にハマっちゃいました。下巻も楽しみです。

  • sk4 さん

    時は12世紀、実在する地名や人種や言語を使用していながらの、剣と魔法の世界。って事はパラレルワールド?それともファンタジー?とは上巻の時点では解らないんだけど、単純に米澤穂信のストーリーテラーの能力の高さにひたすら驚いた。 ミステリーと相性の悪い【魔法】をストーリーの中心にしながらしっかり条件をコンフィグし、最初に手口を明らかにすることでハウダニットのミステリを封じている。 小ソロンという館で起こった王殺しミステリー。一体誰が? なぜ? かつて経験したことの無いほどのページをめくるスピードで、下巻へ!

  • らる子 さん

    作者には珍しくファンタジー要素を含む物語。しかし、魔法が出てきてもやはり 作者らしさ はとても出ていて、この淡々とした語り口、暗く緊張感を漂わせる文章の虜になる。分量が多いだけあり、とても読み応えがあります。 兎に角先を読みたい、もっとこの物語に入り込みたい、思わずそんな風に思わせられる、この本の作者自身が魔法使いではないのか…時折そう思ってしまうことも。 ああ、やっぱり好きだ、この世界観。ずっとこの人の本を読んでいたいと思うほど、その文体に惚れ込んでしまっています。 感想は下巻に続きます。

  • akira さん

    久しぶりの米澤作品。 面白い。ファンタジー要素も十分のミステリィ。 米澤先生は、事件の検証と考察を重厚に描くイメージがあるが、本作でも堪能できる。中世ヨーロッパ的な騎士や階級社会、そして魔術。不思議に描こうと思えばいくらでもできる設定ではあるが、それだけに頼らず、具体的な情報を描くことで、物語を読ませる。事実、ファルクとニコラが行った検証には新鮮さを覚えた。 鍵となる事件。謎につつまれたデーン人と暗殺騎士。残されたアミーナと二人の協力者。下巻が見逃せない! 「聞けばイェルサレムから来たらしい」

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