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カルトの子 心を盗まれた家族

米本和広

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784167656935
ISBN 10 : 4167656930
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2004
Japan

Content Description

平凡な家庭にカルト宗教が入り込んだ時、子どもはどんな影響を受けるのだろうか。親からの愛情や関心を奪われ、集団の中で精神的、身体的虐待を受けて心に深い傷を負った子どもたち。本書は、カルトの子が初めて自分の言葉で語った壮絶な記録であり、宗教に関わりなく現代の子育ての闇に迫るルポルタージュである。

目次 : プロローグ 「神の子」の骨折/ 第1章 超人類の子、オウム真理教/ 第2章 エホバの証人の子、ものみの塔聖書冊子協会/ 第3章 神の子、統一教会/ 第4章 未来の革命戦士、幸福会ヤマギシ会/ エピローグ ママの魔法がとけますように/ 巻末資料 1998年11月三重県が実施したヤマギシ学園の児童・生徒へのアンケート

【著者紹介】
米本和広 : 1950年島根県生まれ。ルポライター。横浜市立大学卒業。「繊研新聞」記者を経て、フリーに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • absinthe

    オウム真理教、ものみの塔、統一教会、ヤマギシ、ライフスペース。恐るべきカルトに親が入信してしまった家族の、子供の実態を明かしたルポ。入信した本人には誤った責任もあろうが子供は可哀そうだ。奪回できたとしても対人スキルも社会スキルもまるで持たないままケアもない。無資格無学歴で出来る仕事を頼りに生きていかなくてはならない。これら団体は、勧誘に熱心なのは知っていたが、ここまで恐ろしい団体だと認識していなかった。知らないというのは恐ろしい。

  • 扉のこちら側

    2016年137冊め。カルトにおいては親の欲求を子どもが満たすという逆転現象(child abuse)が見られることが多いことは、臨床の中で感じている。日本ではabuseを「虐待」と訳してしまったがために、(身体的)虐待に目が行きがちである。こうした不適切な関わり(maltreatment)への視点の啓蒙が必須。作中で著者も指摘しているが、オウム真理教施設から108人(所説あり)の子どもたちが山梨県児童相談所に保護され、(続く

  • おいしゃん

    いろんなカルト宗教を、網羅的に紹介するだけかと思いきや、カルトの子、いわゆるカルト二世についての考察はかなり深いもので、強烈なインパクトのある本だった。

  • rosetta

    今話題の統一教会(35頁)の他にオウム(64頁)、エホバ(68頁)、ヤマギシ(88頁)を取り扱い、カルト集団の中で子供達が如何様に扱われていたかを取り上げる。何処の集団も子供達を未来を担う大切な存在と考えるのではなく(それは岸田政権のやっている事と同じか?!)無視するか単に道具として利用するだけだ。十分な栄養を与えず意に染まないと過剰な体罰を与える。ヤマギシの例などまるで監獄実験の様だ。親からの無視や体罰は身体だけではなく勿論心にも大きな傷を残す。この一事だけでもカルトを許してはいけないことがよく分かる

  • Miyako Hongo

    宗教は個人の妄想の自由というものだし、アルゼンチンの落盤事故の関係者でトラウマってないのは神父だけってな話を聞いているので宗教に関しては人様より寛容だと思う。けれど子供と宗教という発想はなかった。 □宗教ってのは基本弱者に救いを説く物だと思っているのだが、どうやら新興宗教というのは別物らしい。オウムの放任、体罰のエホバ、支配の原理、そして自己啓発から派生したヤマギシの洗脳にも近い統制。”子供らしさ”が邪魔になる宗教ってのは何が目的なんだろう。滅び? □親が子供でなく神の方向を向いてる事ほどの不幸はない。

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