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藤原道長・王者の月(仮)Php文庫

篠綾子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784569903422
ISBN 10 : 4569903428
Format
Books
Publisher
PHP
Release Date
August/2023
Japan

Content Description

若き日、兄たちや同世代のライバルに引けをとり悶々としていた道長だが、あることを契機に運をつかむ。娘たちを入内させ、人生最高の宴で「この世をばわが世とぞ思う望月の…」の歌を詠じた。野望結実までの人間・道長を描く。文庫書き下ろし。

【著者紹介】
篠綾子 : 埼玉県生まれ。東京学芸大学卒業。『春の夜の夢のごとく 新平家公達草紙』で健友館文学賞を受賞しデビュー。「虚空の花」で九州さが大衆文学賞佳作、「更紗屋おりん雛形帖」(文春文庫)で歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞、『青山に在り』(角川書店)で日本歴史時代作家協会賞作品賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ちょろこ

    手っ取り早く知れる一冊。藤原道長が望月を手に抱き都を照らすまでがコンパクトにまとめられている物語は手っ取り早く彼の人生を、権力の流れを知れるのがうれしい。あくまでも兄たちの備えとして下に立たされるつらさを抱えた道長。先ずは姉の詮子の権力を足がかりに徐々に。強運の持ち主といえばそれまでだけれどその運をどう活かすかも大切。公任への仕返しといい、良くも悪くも有言実行精神の賜物だと思う。彼のまさかの秘密は平安時代らしい面白さ。大河ドラマの道長はまだ飄々としたイメージ。どう変貌するか、まひろとの関係も含めて楽しみ。

  • 昼寝ねこ

    平安王朝は2024年の大河ドラマ『光る君へ』が記憶に新しい。そのせいか読書中もTVの顔がチラついてしまった。藤原道長を主人公にした先行歴史小説には永井路子の『この世をば』がある。そちらに比べると1/4ぐらいの分量なのでダイジェスト版に感じてしまう。しかも物語が淡々として権力闘争の駆引きのドロドロ感が薄く物足りなさも感じてしまう。むしろ終盤の道長と彰子の親子の葛藤の方が読ませた。架空の人物だろうが打臥の巫女を登場させるなど新機軸もある。ある程度史実を知った上で歴史物語としてサラリと楽しむのが良いと思う。

  • 真理そら

    大河ドラマの題材になるとその時代の作品がどっと出てくるのがうれしい(大河ドラマは一作も観たことがないけれど)道長好きにはなじみのあるエピソードばかりだったけれど、未来ノートのようなものを作っているという発想が楽しい。個人的には道長はライバルを完膚なきまでに叩き潰すという方法をとらなかったのが成功の理由のように感じる。

  • ち〜

    三男として生まれ、優秀なライバルに遅れをとっていた道長。陰謀、策略を重ね犠牲になった人達の無念を踏み台に天下をとり、望月の歌ができるまでが280ページに簡潔に、そしてドラマティックに描かれている。今年最後に良い本を読めた。

  • TheWho

    藤原摂関政治の栄華を極めた藤原道長の一代記で、大河ドラマ「光る君へ」の副読本とも云える平安絵巻。大河ドラマが、紫式部の視点で描かれているのとは違い本著は、道長の視点で、当時の朝廷の外戚政治と藤原氏の姻戚関係の渦中で苦悩する道長を克明に描かれている。そして登場は少ししかないが、紫式部の政的視点と感覚が、大河ドラマの立ち位置と比較するのも一興とも思えた。ともかく大河ドラマ「光る君へ」を楽しむ為の一助となる一冊です。

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