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絵草紙屋万葉堂 揚げ雲雀 小学館文庫

篠綾子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784094066241
ISBN 10 : 4094066241
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2019
Japan

Content Description

さつきと喜重郎は、およねの書いた黄表紙を紹介する瓦版(読売)を刊行、好評を得る。続けて竹杖為軽といった作者の、蔦屋から刊行された黄表紙を紹介することで、順調な売れ行きを上げる事が出来た。 ある日、海苔問屋を営んでいる清右衛門と名乗る男が訪ねてきた。駒三が自分の兄ではないかと会いに来たのだ。駒三が不在だと知ると帰っていったが、その後何度もやってくるようになった。 実は清右衛門は盗賊団「蛇の目」の一味で、駒三も白露と呼ばれる幹部だった。清右衛門は、昔の「蛇の目」が起こした事件を瓦版にしてはと勧める。「蛇の目」が平野屋に押し入った事件を語られて驚くさつきと喜重郎だったが、その号も好評だった。それを読んだ栗橋が喜重郎と話をして、さつきが平野屋の娘・お咲で万葉堂に引き取られたことが判る。 さらに、清右衛門は「蛇の目」が一味の連絡を瓦版を通じて行っているというので、その瓦版を捜し情報を特定したのだが……。 そしてさつきと伝蔵、およねと喜重郎、それぞれの仲は進展するのか。シリーズ佳境の第3作!

【著者紹介】
篠綾子 : 埼玉県生まれ。東京学芸大学卒。第四回健友館文学賞受賞作『春の夜の夢のごとく―新平家公達草紙』でデビュー。シリーズ物に「更紗屋おりん雛形帖」(2017年第六回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞)など、著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 真理そら

    あっさり騙される喜重郎&さつき。人を信じやすい、というよりも情報の裏取り不足でしょうか。さつきの出生の秘密は分かったけれど栗橋の立場、平野屋の謎、駒三の行方等々まだ分からないことは多い。喜重郎はおよねを愛しいとは思っているのだろうけれど、心の深いところでは違うような気がしないでもない。

  • kagetrasama-aoi(葵・橘)

    「絵草紙屋万葉堂」第三巻。万葉堂の再建のために、黄表紙の宣伝を読売で出す、のは成功しそうで安心して読めました。このお話、実在の人物を登場させてますが、有名な人ばかりなので、その経歴とか行く末とか知っている人が多いと思います。だから語られる恋の行方に今一つ引き込まれなくて残念です。さつきと田沼家との関わらせ方も無理矢理過ぎて(^o^;)。まあ、市井の絵草紙屋と老中を結びつけるのって、かなり難しいから仕方ないとは思いますが。

  • Norico

    絵草紙屋万葉堂シリーズ3作目。読売の方はなんとかうまくいきそう?蛇の目はちょっとうまくいきすぎかなぁ。白河藩がこわい

  • さいちゃん

    初読み作家さんの歴史時代小説。シリーズ物の第三作目。瓦版発行の商いを営むまじめで温かい兄妹が悪党一味の記事に取り組む様子や兄妹それぞれの恋の様子がじれったくなるほどホンワカと描かれていて、二通り十分楽しめる。読みやすい文章と作品に流れる温かさが読んでいて心地よい。 初めて読まれる方 はやはり第一作から順に読まれると恋心の様子がより楽しめておすすめです。

  • 陽ちゃん

    喜重郎が人が変わったかのように仕事に取り組むようになったので良かった、と思ったら蛇の目一味に騙されてしまいどうなるかとひやひやしました。そして、伝蔵から好きだけど一緒になることは考えていないと言われたさつきがどう立ち直っていくのか、平野屋の謎がどう明かされるのかが気になるところです。

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