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地政学理論で読む多極化する世界: トランプとbricsの挑戦

篠田英朗

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784910364858
ISBN 10 : 4910364854
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

トランプが掲げる「MAGA」は19世紀アメリカへの回帰だった―。トランプ政権とBRICSは反・グローバル化を標榜しながら世界の多極化を推進している―地政学理論の視座を用いて多角的に分析した最新世界情勢。

目次 : 第一章 多極化する世界:トランプの再登場とBRICSの存在感/ 第二章 地政学理論から見たBRICSの拡大/ 第三章 トランプ大統領の新しい19世紀の外交政治思想/ 第四章 ロシア:新ユーラシア主義の拡張主義とBRICSの南下政策/ 第五章 中国:中華思想の一帯一路推進とBRICSのシルクロード拡大/ 第六章 インド:ヒンドゥー至上主義の非同盟主義とBRICSの不拡大圏域/ 第七章 その他のBRICS諸国の思惑と位置づけ/ 終章

【著者紹介】
篠田英朗 : 東京外国語大学大学院総合国際学研究院教授。1968年、神奈川県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。同大大学院政治学研究科修士課程修了。ロンドン大学ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス・アンド・ポリティカル・サイエンス(LSE)博士課程修了、Ph.D.(国際関係学)を取得。広島大学准教授、ケンブリッジ大学客員研究員などを経て、2013年より現職。国際政治学、平和構築論が専門。『平和構築と法の支配―国際平和活動の理論的・機能的分析』(創文社、大佛次郎論壇賞受賞)、『「国家主権」という思想―国際立憲主義への軌跡』(勁草書房、サントリー学芸賞受賞)など、日本語・英語の著書・論文多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 紙狸

    2025年8月刊行。活発な発言を続ける国際政治学者、篠田英朗氏の新著。世界は多極化しているという認識に立って、世界の変化の大きな図を描く。2期目のトランプ大統領の政策とBRICSの動向が二本柱。個人的には前者の論点が新鮮だった。トランプが行っているのは、19世紀アメリカの政策への回帰だ。特に自国製造業育成のために高関税を設定するアメリカン・システムという政策だ。この政策は建国時のハミルトンを源泉として19世紀前半に指導層に広がった。トランプも米国の歴史に根ざした存在なのだ。

  • TS10

    多極化する国際政治の動向をBRICS拡大と地政学理論の視点から分析する。エネルギー貿易の世界的な脱ドル化を目論むロシア、挟撃を避けるべく大陸諸国との継続的な協議の場を求める中国、ヒンドゥー至上主義の点からイスラム教の影響を抑えるべく、他の大陸諸国と「圏域」を尊重し合おうとするインドと、各国がBRICSに重きを置く動機は様々だが、それぞれの勢力圏を尊重し合おうとする姿勢は共通している。普遍的な理念よりも、大国間で中核的な利益を尊重し合う大陸的地政学の色彩が濃い世界が到来しつつある、ということだろう。

  • Tanabata

    第1章、のっけから強烈な文章 「日本は多くの指標について最悪の水準にあると言って良いが、低経済成長、巨額の財政赤字、人口激減、少子高齢化などはいずれも小手先の政策で巻き返せるようなものではない」(^◇^;)

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