Product Details
ISBN 10 : 4087200280
Content Description
20世紀は短歌が日本文化内で「再誕」した時代であった。特に盛況を迎えた60年代から80年代前半において、その契機となったのは、ジャンルを超えて活躍しはじめた女性たちの力であった。万葉以来の伝統を誇る短歌の世界に、彼女たちが及ぼした影響はなんであっただろうか。みずからの身体で感受した美意識が、重い社会のくびきから何を解放したのだろう。本書は現代短歌に挑戦しつづけた女性歌人たちの作品を、通史として歴史のダイナミズムのなかで俯瞰する、初めての試みである。30人に上る女性歌人たちの作品が奏でる調べは、哀しく愛しく美しく読者の胸に共鳴する。
目次 : 第1章 あの『サラダ記念日』が、賛否相半ばした歌壇/ 第2章 現代の起点となった『乳房喪失』/ 第3章 「女人短歌」が果たした、魔性の役割/ 第4章 男性歌人との真正面からの対立/ 第5章 戦後世代の新人女流が競合/ 第6章 前衛短歌からの方法を摂取/ 第7章 1970年代における新人の野心作/ 第8章 女歌の時代とフェミニズム
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Book Meter Reviews
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kaizen@名古屋de朝活読書会
読了日:2016/01/27
かふ
読了日:2024/09/10
てくてく
読了日:2018/06/24
Ucchy
読了日:2017/12/24
sea bear
読了日:2012/09/04
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