Product Details
ISBN 10 : 4062923750
Content Description
千利休が確立した茶法を伝える『南方録』は、高弟南坊宗啓が師からの聞き書きをまとめたものとされる。利休没後百年忌にあたり、筑前福岡藩黒田家家老、立花実山に見出され、自筆本が伝世。「覚書」はその巻一で、茶法の根本を述べる。茶禅一味をめざす草庵茶の精神と美意識とを端的に伝える、平易な訳とわかりやすい解説を付す。原文は総ルビ付き。
目次 : 宗易ある時、集雲庵にて茶湯物語ありしに―茶の湯の心が深められるわび茶/ 宗易へ茶に参れば、必ず手水鉢の水を―手水鉢を使う意味/ 宗易の物がたりに、珠光の弟子、宗陳・宗悟と―利休の師匠/ 客・亭主、互の心もち、いかやうに得心して―叶うはよし、叶いたがるはあしし/ 露地に水うつ事、大凡に心得べからず―露地に水をうつ三露の意味/ 露地の出入は、客も亭主もげたをはくこと―雪駄を考案した利休/ 小座敷の花は、かならず一色を一枝か二枝―わび茶の花は軽く生ける/ 花生にいけぬ花、狂歌に、花入に入ざる花は―禁花の歌/ 夜会に花を嫌ふこと、古来の事なりしを―夜会にも白い花/ 或人、炉と風炉、夏・冬茶湯の心持、極意を―夏は涼しく、冬は暖かに〔ほか〕
【著者紹介】
筒井紘一 : 1940年、福岡県生まれ。早稲田大学文学部東洋哲学科卒。同大学院文学研究科修士課程修了。文学博士。今日庵文庫長。茶道資料館副館長。京都府立大学客員教授。一般社団法人文化継承機構理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
Customer Reviews
Book Meter Reviews
Recommend Items
Feedback
Missing or incorrect information?
Product information of this page .

