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昭和十年代の陸軍と政治 軍部大臣現役武官制の虚像と実像

筒井清忠

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784000234436
ISBN 10 : 4000234439
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2007
Japan

Content Description

軍部大臣現役武官制で陸軍は暴走したという「昭和史の常識」は、いかなる点で誤っていたか。陸相のポストを巡り、陸軍と首相が対立した全ケースを精査し、昭和史の常識を覆す注目の書き下ろし。

【著者紹介】
筒井清忠 : 1948(昭和23)年、大分県生まれ。京都大学文学部卒業。同大学院博士課程修了。日本近現代史・歴史社会学・日本文化論。奈良女子大学助教授、京都大学教授等を経て、帝京大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ぴー

    広田内閣時に復活した「軍部大臣現役武官制」の定説に対して、異議を唱える本書。結論は「軍部大臣現役武官制」の復活によって、その後の内閣が倒された定説を明確に否定している。本書は、当時の軍人等の会話や記録を中心に、実際はどのような利用や過程で内閣が倒れたかを示している。確かに、この時期の陸軍は「軍部大臣現役武官制」がなくとも、内閣を含む多方面に、かなりの圧力をかけることができていたと思う。ただ、陸軍中堅層たちを中心にして政治を動かしていたのは事実。現在の定説はどうなのかも気になるところです。

  • takao

    ふむ

  • wuhujiang

    戦前くらいだと当時関わった人々による日記や回想が多量に残っていることが、かえって真相をわかりにくくしているのだなと改めて感じた。特に最終章の米内内閣倒閣など、当事者たちが都合の悪いことを隠していることが著者によって次々と明らかになっていく。このどこか足りなかったり隠されている史料群の中から正しい情報を選び、もっとも真相に近い結論を出すのは専門的な訓練や経験を積んだ歴史学者にしかできないだろう。

  • Fumihiko Kimura

    再読。否、何回読み直したかわからない。従来、歴史家が余り重視して来なかった資料(例えば矢次一夫や河野 恒吉の著作)に新たな光を当てて史論を展開する様は痛快。副題通り軍部大臣現役武官制の虚像と実像を見事にあぶりだしている。某史家は、論文としての構成に疑義を呈していたが、展開された内容に照らせば瑣末な話。副産物も多く、梅津美治郎の立位置をここまで明らかにした著作が今まであっただろうか?是非通説側からも反論書を出して欲しい。但し、筒井氏レベルの膨大な資料に基づいて。

  • でん

    「通説」しか知らなかった身としては非常に興味深かった。畑陸相についてもう少し調べてみたい

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