あの日からの或る日の絵とことば 3.11と子どもの本の作家たち

筒井大介

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784422701202
ISBN 10 : 4422701207
フォーマット
出版社
発行年月
2019年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
144p;20

内容詳細

3.11と子どもの本の作家たち。現代を代表する絵本作家たちが描く震災をめぐる或る日の記憶。

目次 : 姿なき故郷(阿部海太)/ いつも旅をしているようででもそこはいつもの街で(荒井良二)/ 二〇一一年三月一一日十四時四六分、あの日より(飯野和好)/ アノ頃ノコト(石黒亜矢子)/ A boat.(植田真)/ 机の下柱時計の中(及川賢治)/ ガランガランと鐘が鳴る(大畑いくの)/ あんぱんと牛乳(加藤休ミ)/ ゲニウス・ロキ(軽部武宏)/ 走るよろこび(きくちちき)錨(坂本千明)/ よごしてはいけない(ささめやゆき)/ no nukes dancers(スズキコージ)/ 滴の形をした穴/神戸(高山なおみ)/ 布団の海(tupera tupera 亀山達矢)/ あの日そのとき、その日あのとき(寺門孝之)/ あれからずっと(中川学)/ とまらない電車(中野真典)/ stilness(nakaban)/ 野球少年(長谷川義史)/ サルスベリの木(ハダタカヒト)/ あの時(原マスミ)/ あの日の灯り(樋口佳絵)/ ティッシュ、梅干し、ストラップシューズ(穂村弘)/ あの日から(牧野千穂)/ 猫の人(町田尚子)/ いきものとしてのわたし(ミロコマチコ)/ 住所に生えている木(村上慧)/ 俺たちは生きものだ。原発は天敵だ。(本橋成一)/ おにぎりパーティー(本秀康)/ あの年の5月ごろ/あの日からのワタシ(ヨシタケシンスケ)/ 絵本『希望の牧場』のこと(吉田尚令)

【著者紹介】
筒井大介 : 1978年大阪府生まれ。出版社を経てフリー編集者に。『ブラッキンダー』(スズキコージ)『オオカミがとぶひ』(ミロコマチコ)がそれぞれ第14回、第18回日本絵本賞大賞を受賞。『オレときいろ』(ミロコマチコ)で2015年度のブラティスラヴァ世界絵本原画展「金のりんご賞」を受賞。絵本編集のかたわら、水曜えほん塾、nowaki絵本ワークショップを主宰し、作家の発掘、育成にも力を注いでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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  • 岡部敬史/おかべたかし さん

    3.11の体験を32人の絵本作家が綴った本。私たちの「普通」の体験にも読むべきことがあると編んだ筒井大介さんをリスペクト。あの日を思い出して、あんぱんと牛乳を描く加藤休ミさんに共感。あの日の物語は普通の生活にもあった。子供さんと一緒にあの震災を考えるにもいいきっかけになる優れた本だと思います。

  • fwhd8325 さん

    この新型コロナの時代に、時折「東日本大震災」を重ねて考えることがあります。もちろん、あの震災とコロナを同列におくべきではないと思っています。ただ、想像もしていなかった事態に遭遇したとき、人は、どう考え、行動するのかと言うことでは共通しているのではないかと思うのです。絵本の体裁をとっていますが、内容の濃い子供から大人まで満足できる作品でした。タイトルにある「あの日から」を境にした心は、褪せていないことを願うだけです。

  • モリー さん

    三者三様、十人十色。それもそのはず、あの日どこで何をしていたか、どんな状況に置かれていたか、とんな経験をしたか、何を見たか、何を見ていないか、それまで何を考え続けてきたか、考えてこなったか、一人一人違うのだから。それで良いのだと思うのです。大切なのは、一人一人が考えること。あの日を境に私はずっと考え続けています。今朝、庭の枝垂れ桜の木陰でこの本を読みました。10年前、本を読めるほどに日差しを遮る木陰は我が家の庭にありませんでした。木が育ち、ようやく木陰で本を読む事が出来るようになりました。

  • seacalf さん

    2011年3月11日のあの日、32人の絵本作家や画家、歌人、イラストレーター各々が体験したり感じた事を絵とエッセイで綴っている。錚々たる顔ぶれが揃っているが編者筒井さんが敢えて編んだように皆さん直接の被災者ではないので、当時東京で経験した自分に距離感が近い話が多い。先日も東北地方で大地震が発生したばかりなので記憶が蘇る。ウクライナではロシア軍によるチェルノブイリ放射線監視施設の略奪が発生。放射能の恐怖に怯えた日々を知っているのに、手をこまねいているばかりの歯がゆさ。他人事と割り切ってはいけないと強く思う。

  • けんとまん1007 さん

    誰もが、何かを感じ、今もそれを持ち続けている。ただ、そうでない人たちも、いることは残念ではあるが。そんな中、絵本に携わる方々の、心模様が、絵とともに、描かれている。改めて、考えてみることの大切さを実感する。この絵の前では、あらがうとはできないのが、本来の意味でのヒトだと思う。

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筒井大介

1978年大阪府生まれ。出版社を経てフリー編集者に。『ブラッキンダー』(スズキコージ)『オオカミがとぶひ』(ミロコマチコ)がそれぞれ第14回、第18回日本絵本賞大賞を受賞。『オレときいろ』(ミロコマチコ)で2015年度のブラティスラヴァ世界絵本原画展「金のりんご賞」を受賞。絵本編集のかたわら、水曜え

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