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漢字の歴史 古くて新しい文字の話 ちくまプリマー新書

笹原宏之

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480689221
ISBN 10 : 4480689222
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2014
Japan

Content Description

そもそもは中国語を表す文字だった漢字。その漢字と日本語という本来は異質なものがどう融合してきたのだろうか。試行錯誤の歴史を解き明かす。

目次 : 第1章 文字とはなんだろう(そもそも文字とは/ 文字の造られ方 ほか)/ 第2章 漢字とはなんだろう(漢字の起源/ 漢字とはなんだろう ほか)/ 第3章 国境を越える漢字(漢字、国境を越える/ 日本にやってきた漢字 ほか)/ 第4章 日本語に入った漢字(漢字音とは/ 万葉仮名 ほか)/ 第5章 文字資料で見てみよう(文字資料の残され方・失われ方/ 日本に残っている文字の資料)

【著者紹介】
笹原宏之 : 1965年東京都生まれ。早稲田大学社会科学総合学術院教授。経済産業省の「JIS漢字」、法務省法制審議会の「人名用漢字」、文部科学省・文化庁文化審議会国語分科会の「常用漢字」などの制定・改正に携わる。『国字の位相と展開』(三省堂)により第35回金田一京助博士記念賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • calaf

    そうか、漢字の書き順というのはお上(文科省?)が統一しているわけではなく、現場の先生方に委ねられているのか...とはいうものの、まぁ現場としては、突飛なことを教えるわけにもいかないので、ある程度は統一されたものを教えるしかないのでしょうけど。

  • magic makky

    【感想】漢字は、表意文字(言語の意味に結びつく)のうち一字が単語という単位と一致する傾向がある「表語文字」と呼ばれます。その昔、漢字は、韓国や日本だけでなく、タイやベトナムへも伝播し、その地域で使用されたそうです。それぞれの地域で言葉が違っても、類推することで、漢字で筆談が可能だったそうです。面白いですねー。現代でも、中国での漢字を見てなんとなく意味がわかるものが多いですからね、想像できますよね。現在は、タイやベトナムや朝鮮などは漢字が使われなくなってしまいましたので残念に思います。

  • 今Chan

    漢字についての基礎的な事項を丁寧に説明してくれている。秦の始皇帝の「罪」の話、「にくづき」の話、「龍と竜」の話など、ちりばめられた逸話についつい引き込まれて、楽しい。「ことばは生きている」のではなく、「ことばは私たちが活かしている」という視点に立ち、漢字を学ぶことが、「歴史の最前線」にいる私たちの役割なのだろう。

  • がっちゃん

    「使用禁止とトイレの入口に書かれていた」日常、何気なく書かれている言葉でも其処には、大きな歴史の流れがあることに驚かされる。凡才が何れだけ勉強しても、天才の一瞬の閃きには敵わないのか…。なんでこんな「当たり前」の事に気が付くのか!この方の著作には、何時も驚きがある。「よく耳にする「漢字は奥深い」という決まり文句は、結論に至る検証を放棄するかのような考えにすぎません。」

  • Mercy

    閉塞的な漢字観への突破口を果たした入門書。世界の文字系統をフェニキアと漢字に大別し、漢字文化圏を他の文字文化圏に位置づけることで大局観が提示される。漢字は世界唯一の表語文字である。漢字の記号的起源はBC6000年にまで遡り、直接には殷王朝のものと特定された大量の甲骨文字である。六書のうち形声文字が全語彙の80%以上を形成する。書体はより実用化した。古来から絶対的な字体はなかった。漢字には創造性があり、文化圏内各国に国字が見られる。日本は複数の文字体系を駆使する特殊な言語圏で、件の説明は著者の面目躍如。

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