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古代エジプト失われた世界の解読 講談社学術文庫

笈川博一

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062922555
ISBN 10 : 406292255X
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2014
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ヒエログリフ(神聖文字)、スフィンクス、死者の書…。一冊でわかる、概説書の決定版。古代エジプトには、どのような人々がどのように暮らしていたのか。遥か紀元前三〇〇〇年からアレクサンドロス大王遠征までの、二七〇〇年余り。三十一王朝の歴史をひもとき、数少ない資料を丹念に解読、その宗教、死生観、言語と文字、文化などを概観する。

目次 : 第1章 古代エジプトの国土と人々/ 第2章 古代エジプトの歴史/ 第3章 宗教と神話/ 第4章 死と来世/ 第5章 言葉と文字/ 第6章 文学作品/ 第7章 王の王、ラアメス二世

【著者紹介】
笈川博一 : 1942年東京生まれ。1970年、東京教育大学文学部大学院修士課程修了。専門は古代エジプト言語学、現代中東学。ヘブライ大学講師、時事通信社通信員等として25年間のイスラエル在住を経て、杏林大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • みのくま

    古代エジプト人の死生観は不思議だ。死後の世界も王の支配の下労働には励まなくてはならないという。つまり死後の世界も現世の陸続きに他ならないのだ。しかし、その割に古代エジプトは文字文化だった。文字は、その記載者に永遠の生と名誉を与える。また、その文字による文学も盛んだったようだ。対して古代エジプトにおける建築は、ピラミッドを初めとする墳墓以外はあまり恒久性を重視しなかった。宮殿や家屋は基本、日干しレンガで作られている。何にせよ、ギリシアや中東に先立つエジプト5千年の文明は、何かしらの影響を我々に及ぼしている。

  • BIN

    古代エジプト王朝の通史的なものを期待していたのですが、それはさらっと流してエジプト語や文化(ミイラやピラミッド)、宗教・死生観など古代エジプトに関して一通り網羅されている。特に文学作品が4つの翻訳があり、あえて直訳しているせいか非常に理解しにくい。文化面やエジプト語は興味深かった。やはりどこでもそうだが憎きは墓泥棒。

  • 拓実

    古代エジプトには元来興味があったため、書店で見つけて衝動買いした。大きく分けると、歴史・宗教・言語の観点から古代エジプトを概説していた。第六章 文学作品では、描写されているエジプトの神々が想像以上にアグレッシブで驚かされた(私が詳しくないだけで、古代の神々は大体そういうものなのかもしれない)。また、この章のようなエジプト文学作品は、目新しく、大変面白かったのだが、少々読みにくかったようにも感じる。筆者曰く「原文の言い回しを出来るだけ直訳し、あえて日本語としては生硬な表現とした」らしいが、私個人の感想とし⇒

  • belier

    古代エジプトの入門書。歴史部分は有名な人物や出来事に絞り、宗教と神話、死と来世、言葉と文字、文学など幅広く解説している。特に文学作品を紹介する章では、毛色の違う短い4作品を全文訳出しているのがよかった。聖書に似たくだりのある物語、神が出て来ない小説的な話、あまり他では見たことのない展開の神話があったりして楽しめた。最後の作品を読んで、古代エジプトのジェンダー観はけっこう柔軟だったのかもしれないと思ったりした。

  • 坂口衣美(エミ)

    面白かった。エジプトといえばミイラやピラミッドという感じだが、古代エジプトの言語や神話のことも書いてある。

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