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なぜ学校での体罰はなくならないのか 教育倫理学的アプローチで体罰概念を質す

竹田敏彦

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784623076994
ISBN 10 : 4623076997
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「許される体罰行為」など存在しない。教育現場での体罰の暴力性を検証、学校教育法第11条但書(体罰の禁止)の意味と意義を明確にする。

目次 : 第1部 体罰の実態の概観(日本の体罰の実態/ 法概念としての体罰/ 体罰禁止の理念―日本型と英米型の比較/ 日本の体罰論をめぐる問題点と課題)/ 第2部 体罰概念の明確化と混乱の克服(教育倫理学的アプローチの意義と方法/ 「体罰概念の混乱」の克服1―古典的な教育論・教育学に学ぶ:エラスムスの教育論から/ 「体罰概念の混乱」の克服2―古典的な教育論・教育学に学ぶ:ルソーの教育論『エミール』から/ 「体罰概念の混乱」の克服3―古典的な教育論・教育学に学ぶ:カントの教育学から/ 教育の倫理的態度の追求と「体罰概念の混乱」の克服 ほか)

【著者紹介】
竹田敏彦 : 同志社大学法学部法律学科卒業(法学士)、兵庫教育大学大学院学校教育研究科修士課程修了(教育学修士)、広島大学大学院文学研究科博士課程後期修了(博士(文学)応用倫理学)。広島県公立中学校教諭、広島大学附属三原中学校教諭、広島県立教育センター指導主事・企画部長・副所長、広島県教育委員会事務局教育事務所長、広島県公立中学校長、広島大学附属学校再編計画室長、尾道市立大学非常勤講師、広島大学大学院教育学研究科非常勤講師、広島国際大学心理科学部教職教室教授(主任)。安田女子大学教職センター教授(現職)。日本道徳性発達実践学会常任理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • n-shun1

    さすがに今時体罰をしている先生はいないだろう。学校教育法第11条但書で明確に体罰を禁止しているなかで,もし体罰をしているならば「それをよし」とする判断がある。その判断のベースとなる道徳観や倫理観とは。精読はしていないが,エラスムス,ルソー,カントの教育論に拠って体罰をよしとしない倫理を考察する。エラスムスは初めましてだった。ルソーもカントも腰を据えて読んだことがない。カント「教育は強制的だが奴隷的であってはならぬ」ルソー「あなたがたの怠慢を子どものせいにして罰してはいけない」古典は勉強しておくものだな。

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