「ファインマン物理学」を読む 普及版 力学と熱力学を中心として ブルーバックス

竹内薫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784065190081
ISBN 10 : 4065190088
フォーマット
出版社
発行年月
2020年03月
日本
追加情報
:
240p;18

内容詳細

天才物理学者に見えていた物理学の体系。物理学教本の金字塔『ファインマン物理学』から「力学・熱力学」を中心にしながら、力とはなにか?時間とは?波動とは?といった根源的な問いを見つめ直す。さらに、一般相対性理論や量子コンピュータの話題にまで踏み込み、物理学全体を横断的に捉え、ファインマン流の思考を明快に解説する。

目次 : 第1章 時間+空間+力=力学(力学ことはじめ/ エネルギーと腕白デニス/ ステヴィヌスの墓銘 ほか)/ 第2章 熱力学の存在意義(マクロの熱力学はミクロの統計力学に「還元」できるか/ 指数関数が登場する理由/ レーザーの原理 ほか)/ 第3章 ファインマンの知恵袋―ミセレーニア(磁性/ 未来からくる波?/ レイノルズ数は特撮の原理なり ほか)

【著者紹介】
竹内薫 : サイエンス作家。1960年生まれ。東京大学教養学部教養学科、同大学理学部物理学科卒業。マギル大学大学院博士課程修了(高エネルギー物理学専攻、理学博士)。テレビでの科学コミュニケーションでもお馴染み。YES International School校長も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • はなよ さん

    難解な数式が少ないので読みやすい。しかしその分、ファインマンの人格の解説にページが割かれていて肝心の解説が少ないと感じた。

  • nbhd さん

    熱力学のすごいところはどうやら「世界をざっくり理解できる」ことにあるらしい。物質を構成する素粒子のこととかを分かっていなくてもよくて、圧力とか温度、体積といったざっくりとした指標を手掛かりに、この世のあり方を探究する分野だ。このフトコロの広さがよい。ファインマンさんの言葉⇒「物質の諸性質の間の関係のうちには、物質の詳しい構造を考慮することなしに調べられるものも、数多くある。物質の内部構造を知ることなしに、物質の諸性質の間の関係を確立することが、熱力学の課題である」。

  • 中島直人 さん

    (図書館)数式は理解出来てないと思うが、なんとなく分かった気にさせてくれる。この内容で読みやすいのは素晴らしい。

  • fseigojp さん

    最後は手抜き ファインマンでも熱力学は手を抜いていた

  • 松本ポン太 さん

    ファインマン物理学の教科書のエッセンスというかトピックを読みやすく解説するとともに、物理学者ファインマン先生のあたたかい人柄やポリシーにも触れた本です。「力学と熱力学を中心として」とありますが量子コンピューターや一般相対性理論にも言及されていて難しくも面白いです。

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