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こうして管楽器はつくられる -設計者が語る「楽器学のすすめ」-

竹内明彦

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784636971439
ISBN 10 : 4636971434
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

目次 : ■序章: 管楽器が鳴っている時、楽器の中では何が起こっているか? / フルート篇/クラリネット篇 / ■第1章: 開管と閉管の謎 / ■第2章: 波の正体1 / ■第3章: 波の正体2 定在波と管楽器の振動 / ■第4章: 管楽器の発音1 発音から楽音へ / ■第5章: 管楽器の発音2 金管楽器の発音に影響するもの / ■第6章: 管楽器の発音3 木管楽器の発音 / ■第7章: 管楽器の発音4 木管楽器の発音に影響するもの / ■第8章: 管楽器の設計1 管楽器設計へのアプローチ / ■第9章: 管楽器の設計2 伝統と設計 / ■第10章: 管楽器の設計3 金管楽器の加工工程 / ■第11章: 管楽器の設計4 吹込管と曲管 / ■第12章: 管楽器の設計5 抜差管に関わる影響と対処 / ■第13章: 管楽器の設計6 ロータリーバルブ / ■第14章: 管楽器の設計7 ピストンバルブ / ■第15章: 特別寄稿 その後の管楽器設計事情(Venora TMの挑戦)

【著者紹介】
竹内明彦 : 慶應義塾大学工学部(現理工学部)計測工学科卒。1970年日本楽器製造株式会社(現ヤマハ株式会社)入社。22年間一貫して管楽器の設計開発に従事。75年よりウィーン仕様のオーボエ、ホルンなどの管楽器群の復元・開発を担当。一方、邦楽家として作曲作品多数。篠笛、小鼓、三味線での多彩な演奏活動も行った。杉原書店より「和の管楽器・打楽器の世界」が発刊されている。大阪芸術大学音楽学科非常勤講師として情報楽器学、リペア演習を担当。2014年5月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • trazom

    私はvcとpfしか弾けないから、管楽器のことは全く分からない。金管楽器は高次振動(2〜8次、hrは16次まで)を用いるが、木管楽器は低次振動(1〜3次)だけという違いも知らなかった。だから、この本の解説はとてもタメになる。著者は、ヤマハで管楽器の開発に携わられ、ウィーンフィルから開発・製造を委託されるほどの信頼を得た技術者であったが、そもそも「楽器って(いまさら)設計するものですか」と聞かれるという話が面白い。管楽器製造が、工芸的製法と工業的製法の二面性を持つ極めて高度なエンジニアリングだとよくわかる。

  • やまやま

    音の波動について、高校の物理以上の知識はないのですが、管楽器を手作り道具で工学的に分析しているプロセスは大変興味深く、追実験を考えたいと思っています。分類で見ると、閉管かつ円筒管であるクラリネットの特殊性(奇数倍音)が際立っています。素人の脱線ですが、だからこそ「クラリネットが壊れちゃう」のかな、とも感じました。ところで、私の知っている慶應の計測出身の皆さんは、楽器に限らず、モノを測るという手口を活用し、様々な産業において面白い仕事をされているように思います。モノ作りは測ることが基本だからでしょうか。 

  • のぶ

    FlやSaxは強く吹くと8度上が鳴るのにClはなんで12度?(だから運指がヤヤコしい)開管とか閉管って何?金管はなんで第2倍音から始まる?管楽器については私には分かってないことが多々あって、救いを求めて手に取ったのが本書でした。ただ、本書は工学の入門書ではないので、疑問は半分ぐらいクリアされた程度でしたが、管の継ぎ目の肉厚、本管と音孔の角っこのとんがり、ラッパの広がりの曲線、それに管の工法…音に影響を与える要素が多々紹介されていて、楽器に何十万もの値札がついていても文句は言えないことは納得させられました。

  • kwmrmsy

    金管の話が多い

  • まこるの

    やっとこさやっとこさ読了。 文字列は追い切りました、内容の理解は難しかったです……ちゃんと基礎知識があった上で読まないとだめね

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