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安政五年、江戸パンデミック。-江戸っ子流コロナ撃退法-

Dankei Tatekawa

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784789736930
ISBN 10 : 4789736938
Format
Books
Release Date
August/2020
Japan

Content Description

吉原オーバーシュート、長屋クラスター、コレラ感染者30万人。それでも、江戸っ子は、コレラをコロリと笑い飛ばした。ニューノーマルな時代を生きる現代人に、落語に登場するあの江戸っ子たちが、withコロナな時代を粋にサバイブする術を教えてくれる。読後、勇気が湧いてくる稀代の歴史読み物。

目次 : 第1章 「コレラ」を「コロリ」と言い換える江戸っ子のユーモア(「安政年間」は「安倍政権年間」ではないか/ 「馬がしゃべる噺」で島流し!?江戸落語の祖・鹿野武左衛門 ほか)/ 第2章 「パンデミック」でも、なぜ江戸っ子は元気なのか(長屋暮らしがそもそもの「三密」だった!/ 江戸三密の「密通」も見て見ぬふり感で“風通し” ほか)/ 第3章 「江戸」と「令和」に共通する、社会システムから考える(「隔離」は明治から!?季語にもある「コレラ船」/ 江戸の旗本は令和のサラリーマンだった!? ほか)/ 第4章 こんなに楽しかった「江戸庶民の遊び」(吉原は「会いに行けるアイドル」の街だった!?/ 幕府も準公認の「おめこぼし」?岡場所に集まる男たち ほか)/ 第5章 古典落語に登場する、心が折れない面々(「人情八百屋」と「子ども食堂」―分散力を学ぼう!/ 「笠碁」と「ソーシャルディスタンス」―まず相手を思う ほか)

【著者紹介】
立川談慶 : 1965年、長野県上田市(旧丸子町)生まれ。慶應義塾大学経済学部を卒業後、株式会社ワコールに入社。3年間のサラリーマン生活を経て、1991年に立川談志18番目の弟子として入門。前座名は「立川ワコール」。2000年に二ツ目昇進を機に、師匠談志に「立川談慶」と命名される。2005年、真打ち昇進(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • れみ

    江戸時代の日本をたびたび襲ったコレラの大流行。そんななかで江戸の人々はどう生きていたのか…。コレラを「コロリ」と言い換えていたことは知っていたけど、「コレラ船」が夏の季語になっていたことは知らなかった。辛いこと悲しいことも明るく…というようなところに落語や狂歌がどれくらい影響し、またそういう文化に反映されたのか…というところはよく分からないけど、0か100で辛いか辛くないかではなく、その両面が個人にも社会にもあって、その矛盾するものに折り合いをつけていくというのは、現代にも通じるところがあるかもしれない。

  • 1.3manen

    師匠、本書は来年度からの歴史総合の資料としていけるのではないでしょうか? 学校関係者、社会科担当教員は注目を。落語は400年近く日本人に寄り添い続けてきた文化(15頁)。文化の隆盛文政5年(1822)、史上初のパンデミック、コレラにさらされた(24頁)。書名の年に米軍艦ミシシッピー号乗組員からわずか1ヶ月で蔓延とのこと。死者26万人とは驚き。明治最初のコレラが横浜に発生したのが明治10年(1877)でやはり米艦から運ばれた(50頁)。

  • ようはん

    幕末に起きた安政のコレラ大流行の実態…というよりは落語家から見た江戸文化と江戸っ子の心意気の魅力を解説といった本でそれはそれで楽しく読めた。コロナに限らず今の閉塞感ある現代には笑いの力がまだ足りないのではと思う。

  • toshi

    安政五年というのは、安倍政権5年目の洒落らしい。 コレラが流行した江戸末期から明治時代と、新型コロナの現在(安政五年)を色々と比べては洒落のめす。 話に一貫性が無くてあちこち跳ぶけれど、読んでいて混乱することもなく最後まで面白く読める。

  • Hachi_bee

    半年程前に購入した本をようやく読了。 ほっこりする話題を紹介してくれています。 @dankeitatekawa さんの高座を早く聴きに行きたいな。 そう言えば、 @nKcaHkcLBQPV57H さんの「安政五年の大脱走」ってどんなお話しだったかな?

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